核ゲームに熱中するガキども。

<ロシアのショイグ国防相は25日、ミンスクでベラルーシのフレニン国防相と会談し、ロシアがベラルーシに配備する戦術核の保管手続きを定めた合意文書に署名した。ロシア通信によると、ショイグ氏は同日、「核兵器はベラルーシに引き渡さない。管理と使用の決定権はロシア側に残る」と明言した。

 インタファクス通信によると、ベラルーシのルカシェンコ大統領は25日、戦術核のベラルーシへの移送が始まったと明らかにした。プーチン大統領との間で、配備の場所や個数について合意済みだとも指摘した。
 プーチン大統領は3月25日に放送された国営テレビのインタビューで、ベラルーシの要請を受けて同国に戦術核を配備すると述べたうえで、7月1日までに戦術核の保管施設の建設が完了すると明らかにした。両国防相の今回の合意文書は具体的な保管手続きを定めた。
 フレニン国防相は25日、ロシアの戦術核をベラルーシ領内に配備することについて「非友好的な国々の攻撃的政策への効果的な対応になるだろう」と指摘した。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を巡り、ロシアとベラルーシは核による威嚇を強めている>(以上「日経新聞」より引用)



 核不拡散条約はどうなっているのだろうか。核軍縮を目的にアメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国の5か国、及び非批准国以外の核兵器の保有を禁止する国際条約で、寄託者はアメリカ政府、ロシア政府、イギリス政府が名を連ねている。
 そのロシア政府が核不拡散条約に違反して、ベラルーシに戦術核に配備する保管手続きを定めた合意文書に署名したという。明確な核不拡散条約違反ではないだろうか。

 いかなる核であろうと、使用することは許されない。使用できない核兵器を戦争をしている当事国から隣国へ移して「非友好的な国々の攻撃的政策への効果的な対応になるだろう」と政府高官が発言するとは狂気の沙汰だ。
 いやそもそも隣国へ侵略戦争を仕掛けるのが狂気の沙汰だ。地上から抹消されるべきはプーチンだが、それでも暗殺やリンチなどで命を奪うのではなく、国際法に乗っ取り国際刑事裁判所で裁かれるべきだ。バカげた「核の脅威だ」などといって世界を恫喝する政府など21世紀を以て終わらせなければならない。

 いかなる意匠を纏おうと、政治権力者が国民をして戦場へ赴かせる権利を「国連」は奪うべきだ。かつて日本でも各藩が兵馬を有していたが、明治になって政府だけが兵馬を有すことになった。それと同様に、世界各国が兵隊を保有するのではなく、国連機関が国際軍を所有するだけにすべきだ。
 人と人が殺し合う「戦争」は外交手段の一つだ、などと寝とぼけた論理がいつまで通用するのだろうか。いい加減、戦争も人殺しの一つでしかなく、戦争を指導した者はすべて人殺し集団に親玉でしかない。と全人類が共通認識を持つ世界にならなければならない。

 俺は一発で確実に一人の命を奪う武器を持っているぞ、威張り散らす者に対して、いや俺は一発で10人のものを殺害できる大砲を持っているぞ、と威張る。さらに、いやいや俺こそは一発で100万人を殺害する核兵器を持っているぞ、と威張り、その者に対して、いやいや俺こそは地球の全生物を絶滅させる最終兵器を持っているぞ、と威張る者が出現したらどうするのか。
 こうした馬鹿げた連鎖を実行しているのが世界の首脳たちだ。その筆頭がプーチンということになる。人類はいつになったら愚かしい殺し合いを止めるのだろうか。核不拡散条約すら守れない男たちに、政治家を名乗る資格などない。彼らにふさわしい称号は破落戸でしかない。

このブログの人気の投稿

それでも「レジ袋追放」は必要か。

麻生財務相のバカさ加減。

無能・無策の安倍氏よ、退陣すべきではないか。

経団連の親中派は日本を滅ぼす売国奴だ。

福一原発をスーツで訪れた安倍氏の非常識。

全国知事会を欠席した知事は

安倍氏は新型コロナウィルスの何を「隠蔽」しているのか。

自殺した担当者の遺言(破棄したはずの改竄前の公文書)が出て来たゾ。

安倍ヨイショの亡国評論家たち。