ロシアでは「戦争に関する表現が原因で、数千人が罪に問われている」という。

<ウクライナ侵攻から10カ月が経過したロシアで、弱点である弾薬不足が深刻化している。貧すれば鈍するというのか、これまで侵攻を「特別軍事作戦」と言い張ってきたプーチン大統領が「戦争」と発言した。軍に関する虚偽情報の拡散を禁じる最大禁錮15年の法律に違反したとして、訴追を求める声も出た。

 英国防省の戦況分析では、ロシアは数万人の予備役を動員したことで兵員不足は改善されつつあるが、巡航ミサイルが不足し、ウクライナへのインフラ攻撃を週1回前後に限定しているとみられるとした。前線での防衛作戦を維持するだけでも、かなりの量の砲弾やロケット弾を消費していることが「ロシア軍の弱点」だと分析した。
 米政府は、ロシアが北朝鮮からロケット砲やミサイルを調達していると指摘するが、兵器が枯渇する懸念は払拭(ふっしょく)できないようだ。
 プーチン氏をめぐっては、22日に首都モスクワで記者団に「目標は戦争を終結させることだ」と発言したことが波紋を広げている。

 ロシアではウクライナ侵攻は「戦争」ではないというのが建前だ。3月には軍に関する虚偽の情報を拡散した者に最大禁錮15年の刑を科すなどとした法案にプーチン氏が署名、成立しており、今月9日には軍に関する「虚偽情報」を流したとして、野党政治家のイリヤ・ヤシン氏に懲役8年半の実刑判決が言い渡された。
 サンクトペテルブルクの地方議員、ニキータ・ユフェレフ氏はツイッターで「戦争に関する表現が原因で、数千人が罪に問われている」と投稿、プーチン氏も訴追するよう当局に要求した。ユフェレフ氏は国外に避難しているとされる。
 25日放映のロシア国営テレビの番組で、米国がウクライナに供与を約束した米軍の主力地対空ミサイルシステム「パトリオット」について「もちろんたたき壊す。100%だ」と相変わらず強気のプーチン氏。「戦争」発言についてもただちに問題視されることはないとみられるが、もはや自身の発言も制御できなくなっているのか>(以上「夕刊フジ」より引用)



 「ジリ貧のロシア、巡航ミサイル不足 失言で禁錮15年も」との見出しが日本の大衆紙に踊っていた。その副題は「プーチン大統領「特別軍事作戦」ではなく「戦争」と…もはや自身の発言も制御できず」とロシアの混乱ぶりを伝えているが、この酷寒期にウクライナ国民がどれほど悲惨な事態に陥っているか、想像するだけで同情の念を禁じ得ない。
 プーチンを一日も早くロシアの独裁者の地位から追放すべきだ。彼以外の者ならウクライナ軍事侵略戦争を停止し撤退しても、国民から批判を浴びせられることはない。なぜならウクライナ軍事侵攻のすべての責任はプーチンにあるからだ。

 ロシア国内は先進自由主義諸国の経済制裁により激しいインフレに見舞われ、国民生活は極端に窮乏しているという。しかも戦争継続に欠かせない兵器や弾薬やミサイルの製造に影響が出て、戦線への物資補給もままならなくなっているという。
 イランや北朝鮮からミサイルや砲弾の供与を求めているというから、ロシアの補給物資不足がどれほどのものか判るだろう。ロシア国内の言論統制を厳しくするために「軍に関する虚偽の情報を拡散した者に最大禁錮15年の刑を科すなどとした法案」が成立し、「今月9日には軍に関する「虚偽情報」を流したとして、野党政治家のイリヤ・ヤシン氏に懲役8年半の実刑判決が言い渡された」という。プーチンが演説の中で「ウクライナ特殊作戦」を「戦争」と発言したことに対して、ロシアの地方議員が批判し罪に問うべきと発言したという。法治国家なら、誰もが法の下では平等でなければならない。プーチンとて例外であってはならない。

 「サンクトペテルブルクの地方議員、ニキータ・ユフェレフ氏はツイッターで「戦争に関する表現が原因で、数千人が罪に問われている」と投稿、プーチン氏も訴追するよう当局に要求した」という。ロシアはプーチンの戦争に異議を唱える者を片っ端から逮捕・拘束しているようだが、それがロシア国民世論となって、澎湃として国民からプーチン批判が湧き上がったなら、プーチンは国民のすべてをロシアという牢獄に閉じ込めるつもりなのだろうか。いやそうした大騒動するのではなく、プーチン一人を牢獄に閉じ込める方が簡単ではないか。一日も早くそうすべきだ。

このブログの人気の投稿

それでも「レジ袋追放」は必要か。

麻生財務相のバカさ加減。

無能・無策の安倍氏よ、退陣すべきではないか。

経団連の親中派は日本を滅ぼす売国奴だ。

福一原発をスーツで訪れた安倍氏の非常識。

全国知事会を欠席した知事は

安倍氏は新型コロナウィルスの何を「隠蔽」しているのか。

自殺した担当者の遺言(破棄したはずの改竄前の公文書)が出て来たゾ。

安倍ヨイショの亡国評論家たち。