中途半端な停戦は次の激しい戦闘までの準備期間でしかない。

ロシア軍〝弾切れ〟目前 年明けにも備蓄尽き…ウクライナに全土奪還される可能性 イランや北朝鮮からの供与なく軍の士気低下も
 ロシアのプーチン大統領が主導したウクライナ侵攻がいよいよ行き詰まってきた。ロシアが一方的に併合を宣言した東・南部4州の5割超が奪還され、軍の砲弾は年明けにも備蓄が尽きるとの分析も出ている。対するウクライナは「全土奪還」へ意気軒高だ。

「ウクライナ軍はすぐそばまで来ている」。ロシアが併合を宣言した南部ザポロジエ州メリトポリのフョードロフ市長は13日、中心部で爆発があったと通信アプリで明らかにしたうえで、ロシア側を挑発した。メリトポリはロシア軍の物流拠点で、2014年にロシアが併合したクリミア半島の「玄関口」に当たる。
 英国防省は、ロシアが侵攻開始以降に制圧した地域の54%をウクライナが奪還したとの見解を示した。ロシア軍が支配地域を制圧できるほどの軍部隊を編成するのはほぼ不可能で、今後数カ月で大きく前進する可能性は低いと分析する。
 米高官は、約10カ月に及ぶ侵攻でロシア軍の砲弾やロケット弾の備蓄が尽きつつあり、40年以上前に製造された古い砲弾を使う可能性があると述べた。ロイター通信が報じた。古い砲弾に頼らず、イランや北朝鮮からの供与もないまま現在のペースで攻撃を続ければ、来年初めには使用可能な砲弾の備蓄が尽きるとの見方を示した。
 ロシア軍は士気低下も指摘されるが、ウクライナの独立調査機関「レイティング」は13日、クリミア半島や東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)の一部を含む全土奪還を「勝利」と認識する人が85%に上ったとの世論調査結果を発表した。侵攻直後の今年3月から11ポイント上昇した。
 ロシアとの和平合意締結に賛同したのは8%にとどまった。ロシアの攻撃で大規模な停電が相次いでいるウクライナだが、国民の結束は引き続き強いとみられる>(以上「夕刊フジ」より引用)




 「敗戦ならプーチンはベネズエラ亡命へ、米メディア報道」という記事がJB pressに掲載されたのは先週土曜日(12/10)のことだった。その際報道されなかったが、実は亡命先として打診した中国から断られていたという。習近平氏は完全にプーチンを見限ったようだ。
 戦況はロシアにとって捗々しくない。弾薬不足に陥ったためプーチンが旧ソ連当時から友好関係にある中央アジア諸国に援助を呼び掛けたが、すべて断られたようだ。そして頼みの綱がイランと北朝鮮だという。しかし、当てにしているイランや北朝鮮からも弾薬の供与がなく、ロシア軍は深刻な「弾切れ」に見舞われているという。ミサイルも核ミサイルの弾頭を通常弾頭に付け替えて使っているという。

 余りウクライナを勝たせれば、プーチンが自暴自棄になって核使用に踏み切るのではないか、とする意見があるが、プーチンが核ボタンを押した時がプーチンの最後だ。ロシアの勝利がなくなればロシア国民諸共絶滅しよう、と考えるのはプーチンだけだ。たとえ彼の家族でも、プーチンと運命を共にしようとは思わないだろう。
 プーチンが核ミサイル・サイトへ出向いて核ミサイルの発射ボタンを押そうとしても、彼はその場にいる将兵たちによって拘束さるだろう。なぜなら将兵たちも核戦争により死滅しても良いとは考えていないからだ。プーチンが始めた戦争だから、プーチンが全責任を取れば良い。独裁者の運命は如何なる最後を迎えるか、ヒトラーやチャウシェスクを回想するまでもない。

 戦争を始めた独裁者に憐憫の情で接することは無用た。世界中の独裁者たちに、独裁者の地位に拘泥すれば、いかなる最後が待ち受けているか、プーチンの運命を以て知らしめる必要がある。非情なようだが、それが人類にとって最も良い選択肢だ。
 ウクライナはクリミア半島を奪還するまで進撃を止めないだろう。奪われた国土を取り返すのはウクライナにとって当然の権利だ。そして先進自由主義諸国はウクライナ支援を決して止めてはならない。中途半端な停戦は次の激しい戦闘までの準備期間でしかない。プーチンにはキッチリと戦争責任を取ってもらう必要がある。

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