「コロナ検査キット1セット2,000円」は高くないか。
<ゼロコロナ政策を大幅に緩和した中国で抗原検査キットの需要が急増し、一部で定価の10倍以上に値上がりしていることが分かりました。
大幅な緩和措置を受けて中国各地でPCR検査場が相次いで撤去され、市民らは、自ら感染の有無を検査するため抗原検査キットの需要が急増しています。
中国メディアによりますと、ネット通販大手の京東では4日までの週の抗原検査キットの取引総額がその前の週に比べて344%増となりました。
また、ひとつ5元=日本円で100円のキットが10倍以上の価格で販売されているケースも確認されています。
こうした事態に中国政府の市場管理部門は9日、「価格をつり上げる行為は許されず法律に則って処罰する」と通知を出しました>(以上「テレ朝」より引用)
中国だったら日本政府は処罰対象だ。なぜなら日本のコロナ検査キットは2,000円だからだ。
中国では100円程度で売られていたコロナ検査キットが10倍以上も値上がりして、1,000円で売られているという。そうした検査キットの高騰を取り締まるために政府が乗り出したという。
日本でも処方箋薬局で手軽に手に入るようになったが、一つ2,000円するため手軽に検査するわけにはいかない。軽症なら自宅待機するように求められるため、一人でも感染者が出たなら家族全員の検査が必要となる。五人家族なら一回の検査で1万円の支出だ。
政治家や官僚たちにとっては家族全員の検査を何回かしても痛くも痒くもないほどの報酬を手にしているだろうが、一般国民はそうではない。家族分の検査キットを購入するのは痛い出費だ。しかしナシで済ませるわけにはいかない。なぜならコロナに感染して症状がなくても、患者と濃厚接触者であるとか、ましてや本人が陽性なら外出することは厳に慎まなければならないからだ。そのためには検査が必要となる。
だが一つのキットが2,000円するのなら、検査しないで「治った」と勝手に決めて外出する者もあらわれるのではないか。「検査と隔離」が感染症対策の大原則なら、検査薬の価格を低く設定しておくべきだ。
それとも国民が検査するのを抑制する意図でも厚労省や政治家諸氏にあるというのだろうか。中國では100円ほどで売られていたキットを1,000円に釣り上げて売ったら捕まる。日本では最初から2,000円で売られている。誰か厚労官僚やキット製造企業や政治家を捕まえてくれないか。