政府の突然の質問権行使に、石原良純氏は「今まで、何でやらなかったのか?」。

<テレビ朝日系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」が17日放送され、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題を特集。コメンテーターの石原良純(60)が、政府が宗教法人法に基づき質問権を初めて活用した調査する方針を固めたことに「今まで、何でやらなかったの?」と疑問を呈した。

 質問権による調査次第では、旧統一教会の解散命令請求につながる可能性があるため、当初、岸田文雄首相は信教の自由を理由に行使に消極的だったが一転、前向きな姿勢に変わった。
 そもそも質問権は、法令違反などの疑いがある場合、宗教法人に対して報告を求めたり関係者に質問できるというもの。過去に岸田首相は「解散命令の事由等に該当する場合に限り行使できる」と話しており、今回、質問権を行使するということは、それに該当する疑いがあると政府が認めた形だ。
 政府の突然の質問権行使に、石原は「今まで、何でやらなかったのか? 何で早く進めなかったのか?」と、何十年も放置されてきた経緯を疑問視した。
 これに司会の羽鳥慎一アナも「確かになんで解散命令請求をしなかったのかと、疑問を持つ一般の方はたくさんいるワケですよね。何かあるんじゃないの?って」と同調すると、弁護士の山口真由氏は「過去の判例を見る限り、裁判所も宗教法人の代表が自ら刑事罰を犯した事案とか相当な事案がない限り解散命令を出してなくて、統一教会が過去の判例の基準に達してないという行政の判断もわかる」と指摘。
 一方で「ただ、これだけ判例が積みあがってる宗教法人はなかなかない。なので、これまで行政が司法に判断を委ねなかったのは果たして何なんだろう?」と首を傾げた>(以上「東スポ」より引用)



 モーニングショーで政府の突然の質問権行使に、コメンテータの石原良純氏は「今まで、何でやらなかったのか?」と疑問を呈したそうだ。「なぜなのか」その理由は明らかだ。自民党が統一教会とズブズブだったからだ。
 いや云い方を変えれば、統一教会のエージェントが自民党で最長期間総裁を務め、自民党に強い影響力があったからだ。その安倍氏が統一教会によって家庭を破壊され、人生を破壊された男によって銃撃された。

 統一教会の呪縛から覚醒した自民党国会議員諸氏はアタフタして「ボク関係ないよ」と嘘の言い訳を口走っていた。しかし時間の経過とともにボロボロと親密な関係の証拠が出てきた。もはや言い訳など出来ない段階に達しているが、自民党幹部は未だに親密な関係にあった連中を党幹部に起用しているし、大臣を解任しようともしない。
 そうしたまま統一教会に対する質問権による調査を実施する、と岸田氏が表明した。順序が逆ではないかと思われるが、統一教会の実態解明に一歩近づく努力をする、というのなら歓迎するしかないだろう。

 石原氏が「今まで、何でやらなかったのか? 何で早く進めなかったのか?」と疑問を呈したのは国民の素直な気持ちを代弁している。だが国会議員に国民の素直な気持ちは伝わってなかったようだ。何が彼らの目を塞ぎ耳を塞いでいたのだろうか。
 それは「選挙協力」ではないだろうか。統一教会に理解ある態度を示せば、選挙で纏まった票が獲得でき、ボランティアが選挙活動を支援してくれるというのを断る理由がない(元自民党幹事長・二階氏の言葉)ということなのだろう。その結果が「今まで、何でやらなかったのか? 何で早く進めなかったのか?」という事だとしたら、憲法に定めた「政教分離」の原則に明らかに反している。

 そもそも安倍氏が銃撃されてから三ヶ月以上も経って、やっと「質問権」を行使するとは何事だろうか。それこそが岸田自公政権が統一教会に忖度している証拠ではないか。与党として連立を組んでいる公明党の存立基盤としている創価学会に対する質問権による調査がなされてないのも、政教分離の原則に反してないだろうか。
 宗教団体を主たる支持基盤とする政党が政権与党になることが「政教分離の原則」に抵触していないだろうか。政治家たるものは国家と国民に奉仕する者でなければならないのであって、特定の団体や特定の宗教団体に奉仕する者であってはならない。

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