習近平氏の三期目を歓迎する。なぜなら彼によって軍事大国・中国は没落するからだ。

<中国国営新華社通信は22日、中国共産党の新たな中央委員(205人)の名簿を公表した。 習近平シージンピン 総書記(国家主席)(69)は中央委員として留任し、党内の「68歳定年」の慣例にとらわれずに3期目政権を発足させることが確定した。

 党最高指導部の政治局常務委員(現行7人)のうち 李克強リークォーチャン 首相、 栗戦書リージャンシュー 全人代常務委員長、 汪洋ワンヤン 人民政治協商会議主席、 韓正ハンジョン 筆頭副首相の4人の名前が名簿になく、退任が明らかになった。
 「68歳定年」が適用された場合、中央委員を退くとみられていた 王毅ワンイー 国務委員兼外相(今月69歳)は中央委員として留任した。
 23日にも開かれる党の重要会議・第20期中央委員会第1回総会(1中総会)で、総書記を含む最高指導部の政治局常務委員(現行7人)の顔ぶれが正式に決まり、3期目政権が始動する。
 北京で16日から開かれていた中国共産党の第20回大会は22日、党規約改正案などを採択して閉幕した。
 党規約には、習氏への忠誠表明を意味するスローガン「二つの確立」(習氏の核心的地位と習氏の思想の指導的地位の確立)を明記する。習氏の指導思想については、習氏の印象を強める「習近平思想」などの簡略な名称で盛り込むとの観測が出ていたが、改正案の説明で言及されず、これまで通り「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」と記載するとした>(以上「読売新聞」より引用)



 習近平氏の三期目が決まったようだ。日本にとって慶賀の到り、というべきだろう。なぜなら習近平氏は「戦狼外交」を始めた主席であり、鄧小平氏か始めた「改革開放」路線を過去のものにする独裁者だからだ。
 習近平氏が「台湾を武力統一する」と叫ぶたびに、日本国内の親中派たちは鳴りを潜めざるを得ず、身の置き所がなくなっている。実際に習近平氏の中国に台湾を軍事統一する軍事力があるのなら、習近平氏の「台湾統一」の叫びに震撼とせざるを得ないが、現在の中国に台湾へ軍事侵略する実力は皆無だ。

 確かにコケ脅しの空母は何隻かある。千機を超える航空兵力も有している。公称200万人もの人民解放軍もいて、軍事力的には台湾を圧倒している。ある評論家は台湾軍と米軍を併せても中国に勝てないだろう、と悪い冗談を公表している。
 しかしウクライナに軍事侵攻したロシア軍の無様さを見れば明らかだろう。しかも中国が保有する兵器はロシアの劣化コピー版でしかない。カタログ・スペックは確かに米軍をも上回っているかも知れないが、ロシア軍よりも中国軍の方が劣っているのは火を見るよりも明らかだ。

 しかもウクライナと違って、台湾との間には台湾海峡がある。台湾を侵略するには上陸作戦から始めなければならないハンディはかなり大きい。習近平氏が「台湾へ侵攻せよ」と命令しても、軍部が「はい」と返事して作戦を開始するだろうか。
 いや、そもそも海外の預金口座に1兆円を超えるドルを溜め込んでいる習近平氏が米国と戦闘の火蓋を切るはずがない。それよりも、中国民を踏みつけて搾取して蓄財に励む方が良いに決まっている。口先だけで「共同富裕」と語っていれば、独裁者の地位が安定しているのなら無駄な冒険などする必要はない。プーチンが犯した愚を習近平氏は目の当りに見ている。独裁者の地位を追われようとしているプーチンに習近平氏は決して援助の手を差し伸べないだろう。没落する独裁者など、習近平氏には何の興味もないからだ。あるのは彼自身が中国の皇帝となってニラを刈って蓄財するだけだ。

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