侵略戦争を仕掛けた独裁者がいかなる運命を辿るか、世界中が注視している。

<ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ロシア軍から奪還した東部ハリコフ州イジュムで見つかった集団埋葬地から遺体を搬出する作業の写真を交流サイト(SNS)上に公開した。

 遺体はミサイル攻撃の犠牲者や子供、戦死した兵士らで、拷問の痕跡も見つかっているとし、「世界はこれを見るべきだ。ロシアが残すのは死と苦しみだけだ」と訴えた。
  ゼレンスキー氏は同日のビデオ声明でも、4月上旬に露軍による民間人虐殺が発覚した首都キーウ(キエフ)近郊ブチャと「同じことをロシアは繰り返した」と非難した。 集団埋葬地は15日に見つかった。ウクライナ警察当局などによると、これまでに445人の遺体が確認され、大半が民間人という。耳を切り落とされたり、銃で撃たれたりした遺体、手を縛られた兵士の遺体などもあった。ウクライナは露軍による民間人殺害や兵士虐待などの戦争犯罪があったとみて捜査を開始した。
  米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は16日の記者会見で「ロシアが続けてきた邪悪な行為と一致している」と述べ、ロシアを非難。「米国は、露軍が犯した戦争犯罪と残虐行為を実証するための努力を支援し続ける」と強調した。 米CNNテレビは国連当局者の話として、国連が戦争犯罪の調査チームを現地に派遣する予定だと伝えた>(以上「産経新聞」より引用)



 ウクライナ軍が奪い返した地域で、ロシア軍による悪逆非道な仕打ちが次々と明らかになっている。虐殺された「市民」が森の中に四百人以上も埋められていたりしている。さらに「拷問部屋」が発見されたりして、ロシア軍による国際法に違反する人権侵害行為があったことは明らかだ。
 戦争とはそういうものだ、という常識論は間違いだ。そうであってはならない、という観点から国際法が制定された。それを遵守しないロシア軍が間違っている。いや、そもそも他国に侵略戦争を仕掛けたプーチン氏が間違っている。

 世界はプーチン氏を「侵略戦争を始めた最後の独裁者」にしなければならない。今後、これほど愚かな政治家を輩出しない方策を人類は講じるべきだ。そのために国際機関は世界の子供たちに「戦争は犯罪だ」という平和教育を実施すべきだろう。そして侵略戦争こそ、人類が考え付いた最悪の犯罪だ、と教えることが必要だ。
 バリアを築くべきは国境線の軍備ではなく、世界中の子供たちの心に戦争は犯罪だ、という真実を教えることだ。大人たちはそれぞれの国の政権によって洗脳されているが、その洗脳を解くためにも平和を希求する「国際機関」による平和教育を実施していく必要がある。それは大掛かりなものでなくて良い、スポットCFで良いだろう。

 人類が戦争という悲劇から卒業するために、先進自由主義諸国は力を併せてロシアの独裁者を叩きのめさなければならない。「追い詰めるとプーチンが核のボタンを押しかねない」と危惧する心優しい人がいるが、彼らの「心優しさ」こそがプーチンの付け入る隙だ。
 独裁者の取り巻きは独裁者の下でヌクヌクト過ごそうとする浅ましい連中だ。彼らはプーチンに殉じて死を選ぶことなどない。だからプーチンが核のボタンを押せば、欧米も格で報復する、と毅然として回答すれば良い。それで人類が滅亡するのなら、人類はその程度の生き物でしかなかったと、冥すべきだろう。さもなくば、プーチンの手法を真似る愚かな独裁者が世界中で鳴動し始める。それこそ人類の悪夢の幕が開くことになる。

 決して臆してはならない。堂々としてプーチンに立ち向かうべきだ。侵略戦争を仕掛けた独裁者がいかなる運命を辿るか、世界中が注視している。彼は英雄などではなく、彼自身が暖衣飽食するために独裁者の地位を永遠に守りたいだけだ。人に永遠などと云うものはあり得ないにも拘わらず。

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