岸田氏は「カルト」解散すべきだ。

＜熊本県で岸田文雄首相の後援会長を務める崇城大（熊本市）の中山峰男学長（74）が、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の関連団体の議長だったとする週刊文春の報道を受け、中山氏は24日、崇城大で記者会見した。中山氏は「取材を受けるまで（団体が）旧統一教会と関連があるとの認識はなかった」と述べ、23日付で議長の辞任届を提出したと明らかにした。

　団体は九州と韓国・釜山を結ぶトンネル建設を目指す「日韓トンネル推進熊本県民会議」。中山氏によると、元熊本市議に誘われて発足時の2011年に議長に就任し、無報酬で毎年総会であいさつしていたという。21年の自民党総裁選での岸田氏への投票呼びかけでも同団体の関係者には声はかけなかったとしている。
　中山氏は旧統一教会について「霊感商法で多くの被害者を出し、荒唐無稽（むけい）な教義で信者から金銭を取り上げる非常に問題のある団体」との認識を示したうえで、「結果的に岸田首相と旧統一教会を結びつける記事で、岸田首相に大変申し訳ない」と話した＞(以上「毎日新聞」より引用)

＜岸田文雄首相は２４日、一部週刊誌で自身の後援会会長などが世界平和統一家庭連合（旧統一教会）と関係していたと報じられたことについて、「私自身、旧統一教会と関係ないという認識に変わりない」と説明した。記者団の質問に答えた。

　週刊文春は、熊本県の岸田氏後援会の会長が旧統一教会に関連する団体の議長を務めていたと報道。岸田氏によると、会長は同団体が旧統一教会と関係あるとは認識していなかった、などと話しているという。
　また、記事が指摘したその他の関係についても、「私の支援者や広島県の一部国会議員、地方議員が旧統一教会と関係がある団体などの役職にあったという記事が掲載されたが、いずれの方も、旧統一教会と少しでも関係がある団体に関連しているとの意識はなかったと聞いている」と語った＞(以上「REUTERS」より引用)

　かつて安倍氏は「息を吐くように嘘を吐く」と云われていた。今度は岸田氏も、かと云わざるを得ない。岸田氏のお膝元の広島県議から参議院の中国比例ブロック第一位で当選した某氏は岸田氏の秘蔵っ子と云われているが、彼もまた「日韓トンネル推進広島県民会議」の議長をしていたという。

　何のことはない、岸田氏本人のみならず、彼の周辺も旧統一教会関係だらけ、ということだ。それでも「知らなかった」というのには無理がある。テレビにはスシロー氏が登場して、安倍氏の「桜を見る会」当時と同様に「岸田氏は何も知らなかった」のだと強弁している。誰がこんな政権ポチをテレビに出演させているのか。

　萩生田氏は選挙で旧統一教会から支援を受けていてのは有名だが、創価学会からも特大の支援を受けていたという。獲得した14万票余りの実に1/3は創価学会から支援を受けた票だという。なにしろ八王子には創価大学や創価学会の美術館まである創価学会の一大拠点だ。さらに、噂では萩生田氏は幸福の科学からも支援を受けていてというから、萩生田氏の宗派は何なのか本人も定かではないだろう。

　しかし元自民党幹事長は「選挙で支援するといわれれば、ありがとうございますと返答するのが当たり前だ」と公言したから恐れ入る。その相手が誰であれ、支援する人はすべて受け入れる、というのでは政治家として失格ではないか。旧統一教会が反社会性が問題になっているのなら、反社会団体から支援を受けるどころか関係を以てはならない、と定めた「暴追法」はどうなってしまうのだろうか。

　岸田氏は直ちに「カルト」解散を実施すべきだ。同時に内閣総辞職し、暫定的に選挙管理内閣を統一教会とは全く無縁な人を総理大臣に選出して、選挙管理内閣を組織すべきだ。

　野党も旧統一教会と関係のあった議員を全て追放し、今回の総選挙では公認しないことに決定すべきだ。そして泉氏は総選挙を小沢一郎氏に任せて、泉氏は彼の下で雑巾がけすべきだ。

　ここに来て、岸田氏は参議院選挙後に、向こう三年間は国政選挙がないと安心しているのか、国民を舐め切った政策を次々と打ち出している。参院選直後に、秋には原発五基を再稼働すると公言し、次に武漢肺炎の新規感染患者の把握を止める、と発言した。その言葉の裏には二類から五類に格下げしてワクチンの有料化とPCR検査の二万円有料化、さらには各種支援の打ち切りなどを策している。

　昨日は原発の新規建設にまで言及する、という野放図さだ。彼は「聞く力」など皆無で、国民の意見を「スルーする力」に満ち満ちていることが明らかになった。しかも自分はリモート会見して、記者たちを官邸で密状態にするのがIT化だと勘違いする無能さだ。民間企業ではzoom会議が常識だというのが解ってないようだ。奇妙な権威主義と独善性が岸田内閣の真骨頂だと、いかに鈍感な有権者といえども解ったはずだ。さあ、すべてを白日の下に晒した今こそ、解散総選挙する絶好の機会ではないか。ついでに、安倍国葬も総選挙の争点にして、選挙結果で決めてはどうか。

　テレビ・コメンテータの中には旧統一教会と会合に顔を出したとして何が問題なのか。旧統一教会の会合に祝電を打ったとして何が問題なのか、と主張する者もいる。宗教は自由だし、何を信仰しようと自由だ。政治家にも思想信条の自由が保障されている、という。

　それなら、そうしたことも含めて選挙で信を問えば良い。「自分は旧統一教会の会合に顔を出していました、何が問題ですか」と堂々と言えば良い。そして「統一教会の何が問題ですか」と言って、旧統一教会の反社会性も擁護するが良い。それでも有権者が支持する、というのなら日本国民の反・カルト感覚が国際的な基準からズレている、ということだ。そうさせたのは「誰」なのか、を有識者は危機感を持って議論すべきだ。