全人類のためにウクライナが勝たなければならない。

<米国のロイド・オースティン国防長官と、アントニー・ブリンケン国務長官の発言が注目されている。両長官は24日、ロシアによるウクライナ侵攻後、初めて首都キーウ(キエフ)を訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。出国後の記者会見で、ウクライナが勝利する可能性を語ったのだ。

「ウクライナは『勝てる』と確信している」「ウクライナが優れた装備と支援を手にすれば、われわれ(=ウクライナと西側陣営)は勝てる」
 オースティン氏は25日の記者会見でこう語り、ウクライナへの7億1300万ドル(約920億円)の資金支援を表明した。米国がこれまでに発表した支援は軍備と資金を合わせて計34億ドル(4370億円)にのぼる。
 米CNNによると、ブリンケン氏は「(ロシアの)軍備は劇的に劣勢で、制裁の結果、経済はボロボロになっている。(ウクライナ侵攻は)失敗した」と指摘した。
 ロシア軍は現在、黒海沿岸部をロシア領と地続きにするため、東部地域に続き、南部地域の制圧に乗り出している。
 ゼレンスキー氏は23日の記者会見で「十分な武器を得られれば、(ロシアに)占領されている土地を取り戻すことができる」と語っていた。両長官との会談では、高性能な重火器の増強や、都市や補給拠点を守る防空システム、対艦ミサイルなどの提供を求めたとみられる。

米国に加え、同盟諸国の協力も重要だ。
 オースティン氏は26日、ドイツのラムシュタイン米空軍基地で同盟諸国の担当者とウクライナ防衛を話し合う。米国防総省によると、NATO(北大西洋条約機構)加盟国など20カ国以上が参加を表明したという。

米国防長官の「勝利」発言をどう見るか。
 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「現状分析というより、激励の意味合いが強いのではないか。戦況が一進一退の東部戦線に『一刻も早く武器を供与してほしい』というゼレンスキー氏の発言が実態を表している。両長官の発言は『米国がこれだけ支援している』というポーズと、西側諸国に支援を促す狙いだろう」と解説した>(以上「夕刊フジ」より引用)



 ロシアのウクライナ侵攻以来、ロシアから30万人が出国したという。そのほとんどはIT技術者か企業経営者か学者たちだという。つまりロシアの明日を担う人材の多くがロシアに見切りをつけて出国している。
 それはすべてプーチン氏の責任だ。独裁者としてウクライナへ軍事侵攻を開始した政策がロシアの未来をダメにする愚策だったわけだ。プーチン氏の愚策によりロシア国民は生活が困窮し、多くの若者たちがウクライナで傷つき命を落としている。それはロシアの未来を破壊していることに等しい。

 侵略戦争にロシアが勝てば、次なる侵略目標を掲げてプーチン氏は新しい戦争を仕掛けるだろう。彼は彼の政治権力維持のために戦争が必要だ。独裁者の権威とは軍を統帥して戦争することだ、とプーチン氏は理解しているようだ。そうした意味で、プーチン氏は中世のナポレオンの時代を生きている。
 しかし現代は21世紀だ。ナポレオンの当時とは兵器は格段に進化し、大量殺人を可能ならしめている。いや大量殺人どころではない、全人類を絶滅させる兵器すら手にしている。

 兵器が進歩したなら、進歩した兵器に見合う叡智を人類は獲得しなければならない。そうしなければ全人類は絶滅へと向かうしかない。まさにプーチン氏や彼の外相たちが全人類の絶滅へと向かう「核の使用」に言及している。
 ロシアンルーレット、という殺人遊戯があるが、まさにロシアの独裁者たちはロシアンルーレットを弄んでいる。彼らは脅しのつもりだろうが、その脅しが度重なれば、いつか現実となるのを彼らは知らないのだろうか。「核の使用」など思っていても言葉に出してはならない、いや思ってもいけない全人類への重大な犯罪だ。

 ロシアがウクライナへ仕掛けた侵略戦争は必ずウクライナが勝利しなければならない。ウクライナが勝利してプーチン氏をロシアの独裁者から排除しなければならない。核の使用に言及した政治家がどうなるのか、全人類は記憶に留めなければならない。そして二度と核の使用に言及するバカな独裁者が現れないようにしなければならない。
 当然ながら、プーチン氏を独裁者に仕立て上げたロシア国民にも応分の罰を覚悟して頂かなければならない。二度とロシアが狂気に満ちた独裁者を育て上げないように公正で公平な民主主義国家になるまでロシアを国際機関が管理すべきだ。

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