プーチン氏の野望を砕くことが世界平和実現の道だ。

<ロシアがアメリカに外交文書を送り、ウクライナへの軍事支援について「予測できない結果をもたらす可能性がある」と警告したと、アメリカメディアが報じました。 ワシントンポストは15日、ロシア政府からアメリカ政府に12日付けで外交文書が送られたと報道。
 「ウクライナに対して“最も敏感な”兵器システムを支援することは、衝突に油を注ぎ、“予測できない結果”をもたらす可能性があると警告した」ということです。

 ウクライナ ゼレンスキー大統領 「ウクライナの東部や南部は依然として(攻撃により)非常に困難な状況だ」
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、公開のビデオメッセージでこう話した上で、「私たちが要求している武器をより多く、より早く手に入れられれば、立場はいっそう強くなり平和が早く訪れる」と述べ、支援を呼びかけました>(以上「TBS news」より引用)



 ロシアの厚顔無恥ぶりには呆れる。ロシア政府は外交文書を送って、米国がウクライナに兵器の供与を続ければ「予測できない結果をもたらす可能性がある」と警告したという。
 軍事力の強大な国が隣国へ攻め込み、隣国の国民を虐殺して領土を奪う、という最も残忍な外交手段に訴えているロシアこそが兵を退くべきだ。そしてウクライナで仕出かした数々の犯罪行為に関して処罰に服すべきだ。

 いったいロシア政府の主張する「予測できない結果をもたらす可能性がある」という「予測できない結果」とは何を指しているのだろうか。「俺の言うことを聞かないと、どうなるか分かっているだろうナ」とはチンピラのモノの云い方だ。
 ロシアはいつからチンピラに堕したのだろうか。そして「予測できない結果」が核兵器の使用を暗示しているのなら、それこそロシアの存在そのものを許してはならない。戦争に際して核兵器を使用すれば世界は破滅する。核保有国が世界を脅す行為は断じて許されない。

 戦争が外交の最終手段なら、戦争には戦争のルールがある。ただ戦争が独裁者の欲望を満たすための手段だとするなら、それは最も愚かな選択だ。プーチン氏はウクライナ侵攻後に「戦争以外に選択肢はなかった」と演説しているが、そんなことはない。選択肢は無数にあったはずだが、プーチン氏のウクライナを侵略しようとする野望を満たすためには、他の選択肢はなかっただろう。
 だが他国を軍事侵略することは現代において許されない。ことに世界平和に大きな責任を負うべき「安保理常任理事国」たるロシアは決して許されることではない。プーチン氏は自らロシアの世界平和に対する大きな責任を放棄し、世界を破滅に追いやる核兵器の使用に言及している。誰であろうと口にすべき言葉ではない。

 米国と米国民はロシア政府の脅しに怯んではならない。ウクライナ侵略戦争に関する善悪に言及するなら、正義はウクライナの側にある。ロシア(=プーチン氏)がクリミア半島やウクライナ東部二州に領土的野心を抱かなければ、戦争という悲劇は起きなかった。
 米国がウクライナを支援しないでロシアが東部戦線で勝利したなら、今度はウクライナ全土の制服の戦争を起こすだろう。そしてウクライナ全土を征服したとしても、それで終わりではない。次のターゲットを定めて、ロシアは侵略戦争を仕掛けるだろう。プーチン氏のロシアは独裁帝国主義国として、新・帝政ロシアを夢見ているのではないか。それは歴史を逆戻りさせることで、決して許されることではない。プーチン氏の野望を砕くことが世界平和実現の道だ。

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