先進自由主義諸国は中国やロシアなどとの「付き合い方」を考え直さなければならないのか。

<米国家安全保障会議(NSC)でインド太平洋調整官を務めるカート・キャンベル氏率いる米政府代表団は22日、南太平洋の島国ソロモン諸島でソガバレ首相と会談した。ソロモンと中国が署名した安全保障協定について懸念を示し、中国軍がソロモンに常駐した場合は相応の措置を取ると警告した。

 ホワイトハウスの発表によると、ソガバレ氏は協定について軍事基地の設置や長期駐留、戦力投射能力の構築にはつながらないことを確認したという。
 ホワイトハウスはそうした事態になった場合に具体的にどういった措置を取るのかには言及せず、「米国は地域のパートナーと協議して事態の進展を注意深く見守ることを強調した」と説明した。
 政府代表団は大使館開設を急ぐ考えや、ワクチンの提供を拡大する方針なども伝えたという。
 ソロモンと中国は20日までに安保協定に署名したことを発表。米国やその同盟諸国が懸念を表明している>(以上「REUTERS」より引用)



 中共政府は何を考えているのだろうか。南太平洋の島国ソロモン諸島に中国の軍港を建設するという。それを手掛かりに南太平洋の覇権を確立するというのだ。
 たとえソロモン諸島に中共政府の軍港や軍空港を建設したとして、それが中国にとって何になるというのだろうか。南太平洋の覇権を握ったとして、それで中国民の幸福度が増すというのだろうか。

 バカバカしい独裁者の陣取り合戦に国民の福祉が犠牲にされ、国民のために使われるべき税金が軍隊と基地建設のために濫費される。それで中国民の幸福度が僅かでも増すのならコストをかける意味があるだろう。
 しかし米国および先進自由主義諸国と対峙する中国の基地づくりは決して中国民の幸福度には寄与しない。それは中国の腹の迫出たバカな独裁者の自己満足度を充足させる道具でしかない。

 なぜ中国やロシアの独裁者たちは先進自由主義諸国の「恩恵に与って」国家が発展した歴史的事実に感謝しないのだろうか。そして先進自由主義諸国と対立しないように配慮しないのだろうか。
 中国やロシアは先進自由主義諸国が形成した自由貿易や商取引に参加することによって経済発展した。しかし中国やロシアの独裁者は自由主義諸国に軍事的脅威を与えている。この変化は一体何だろうか。
 先進自由主義諸国は中国やロシアといった社会主義体制国家に対して常に距離を取り、自由主義経済圏に迎え入れなかった方が良かったのだろうか。それは今後の大きな課題ではないだろうか。中国やロシアなどの独裁国家は貧しいままの方が先進自由主義諸国にとっては安全なのだろうか。

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