道志キャンプ場女児行方不明事件の一日も早い解決を。

<山梨県道志村の山中で、2019年に行方不明になった小倉美咲さん(当時小学1年、千葉県成田市)のものと特徴が一致する運動靴が見つかったことを受け、美咲さんの母とも子さん(39)が29日、取材に応じた。

 とも子さんは「正直、言葉にならない思いです。まだ鑑定結果が出ていない。美咲の靴だと信じたくありません」と涙ながらに話し、「美咲が私のもとに元気で戻ってきてくれると信じている。見つかるまで捜し続けたい」と言葉を絞り出した。
 美咲さんは19年9月、家族や友人らと訪れた道志村のキャンプ場で行方不明になった。これまでの警察などの捜索では、足取りにつながる手掛かりは得られていなかった。
 しかし、今月23日にキャンプ場から600メートルほど離れた山中で子供の後頭部とみられる骨の一部が、さらに28日、その近くで美咲さんが履いていたものとメーカーや色などが一致する運動靴が見つかった。県警が鑑定を進めている。
 骨と靴の発見場所は水のかれた沢付近で、県警はこの周辺に重点を置き、29日も40人態勢で遺留品などを捜索している>(以上「読売新聞」より引用)



 犯人がいて、それが人だとしたらオゾマシイ狂気を感じる。いうまでもなく、山梨県道志村のキャンプ場で起きた小学一年千女児の行方不明事件だ。
 犯人がいて、と犯人がいることを想定して書いている。なぜなら小学一年生女児が登れるような山の斜面ではないからだ。しかも、遺物が見つかった地点はこれまで大規模捜索で何度か捜索した範囲内にあるという。

 テレビに登場する元警察官は様々な推理を働かしているが、発見された頭蓋骨の一部やスニーカーなどがDNA鑑定で女児のものだと断定されたわけではないから、言葉を慎重に選んで断定を避けている。しかし状況証拠からして、遺物はすべて行方不明になっている女児のものの可能性が極めて高い。
 そうすると犯人は(獣に食害されたとは思えない。なぜなら行方不明になった当日にも大捜査したが、獣に襲われた痕跡は一切見つかっていないからだ)キャンプ場の近くに住んでいるか、度々キャンプ場を訪れて極めて土地勘のある者ではないか。

 しかも女児に異常な興味を持つ変質者ではないかと思われる。ただ一昨日に頭蓋骨の一部が見つかり、昨日はスニーカーの片方が見つかり、そして今日スニーカーのもう片方が見つかっている。遺物を小出しに頭蓋骨に一部が見つかった地域にばら撒いているとしか思えない。
 女児が一人で山に分け入って行方不明になったのなら、死亡した地点を中心に、雨などの流れに沿って軽いものから斜面を遠くへ流れ下っているはずだ。しかし発見されている順から見る限りそうなっていない。犯人が遺物を「選んで」発見された地点に置いた、としか思えない。

 山中に三年近く放置されればスニーカーは腐食が進んでボロボロになっているはずだ。いや、落ち葉や枯れ草が積み重なって、発見される可能性は極めて低いだろう。他の骨もその近くに散乱しているはずだが、そうなっていないのは誰かが遺物を管理していた証拠ではないだろうか。
 記事によると「骨と靴の発見場所は水のかれた沢付近」だという。女児が行方不明になってから台風が来てその地域は大雨に見舞われている。「水の枯れた沢」付近にあった、ということは自然にそうなったとは考えられない。半ば土砂に埋もれているか、もっと下流へ流れ下っているはずではないか。

 犯人がいる、と考えて捜査しなければならないだろう。犯人は土地勘があるため、何度も道志キャンプ場へ出入りした、遺物が見つかった現地へ行っても怪しまれない人だ。警察は当日の状況などもう一度一から事件を洗い直してみてはどうだろうか。

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