核の脅威を取り除くために。
<ロシアは23日、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」が今秋までに配備されるという認識を示した。
国営宇宙開発企業「ロスコスモス」のロゴジン社長が、国営テレビのインタビューで明らかにした。サルマトは20日に初めての発射実験が行われたばかりで、西側の専門家は配備にはさらなる実験が必要との見解を示していた。
サルマトは、10以上の核弾頭の搭載と米国や欧州への攻撃が可能となる新型ミサイル。
配置場所はシベリアのクラスノヤルスク地方で、現在配備されているソビエト時代のミサイル「ボエボダ」と同じ場所が予定されている。
ロゴジン氏は、サルマトの発射は今後30─40年にわたりロシアの子どもとその後の世代の安全を保証する歴史的イベントだったと述べた>(以上「REUTERS」より引用)
国営宇宙開発企業「ロスコスモス」のロゴジン社長が、国営テレビのインタビューで明らかにした。サルマトは20日に初めての発射実験が行われたばかりで、西側の専門家は配備にはさらなる実験が必要との見解を示していた。
サルマトは、10以上の核弾頭の搭載と米国や欧州への攻撃が可能となる新型ミサイル。
配置場所はシベリアのクラスノヤルスク地方で、現在配備されているソビエト時代のミサイル「ボエボダ」と同じ場所が予定されている。
ロゴジン氏は、サルマトの発射は今後30─40年にわたりロシアの子どもとその後の世代の安全を保証する歴史的イベントだったと述べた>(以上「REUTERS」より引用)
ロシアはまた新しい世界を恫喝する兵器を手に入れた。いうまでもなく新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」だ。親ICBMミサイルの中に子核弾頭を10個ほど入れていて、攻撃目標上空で親ミサイルから子ミサイルを放出する、という。
つまり迎撃ミサイルで撃ち落とせない「一つ飽和攻撃」を行う。それがサルマトだという。プーチン氏は米国も恐れるに足らず、とニンマリしているのだろうか。まさに悪魔の如き人物だ。しかし核ミサイルで守られる平和とは何だろうか。
そうした理不尽な侵略戦争を仕掛ける隣国に対して、日本の政治家は防衛費GDP2%議論に踏み切ろうとしている。充分な軍備だけでなく、核武装も必要だ、と勇ましくも浅はかな議論に熱中している。
そうではないだろう。議論すべきは核兵器を無力化することだ。核ミサイルを放とうとも、目的地点を核の炎で焼き払う前に撃ち落とすことが可能なら、莫大な維持・管理費を要する核兵器など無用の長物となる。そうした「ミサイル迎撃兵器開発」にこそ日本の全力を尽くすべきだ。
しかし、そうした兵器開発が実現可能なのか。その可能性はある、本命はレーザー砲だ。大出力のレーザー砲が開発されるなら、いかなるロフティッドミサイルでも迎撃可能だ。マッハ7超の超高速ミサイルを撃ち落とすにはレーザー砲しかない。
レールガンが日本で開発されているようだが、レールガンでは超高速ミサイルを撃ち落とせない。レーザー砲の最大の欠点は大気中の塵や雨などで減衰し、ミサイルに到達するまでに威力が失われる。しかし「パルス式」を日本の科学者が提案して、空気中の粉塵などで減衰しても大丈夫になった。次に必要なのは強力なレーザーだ。
強力なレーザーを発出するには大容量の電力が必要とされている。しかし、果たしてそうだろうか。レーザーの照射面を限りなく小さくすると、単位面積当たりのレーザー光線の威力は巨大になる。
精巧なレーダーと連動させてレーザーをミサイルの燃料タンクに照射すれば良い。たとえ微細な穴であれ、高熱で穿たれれば爆発する。
核戦争を防ぐには核ミサイルを無力化すれば良い。そのための研究開発にこそ、日本は全科学力を結集すべきだ。全人類のために、レーザー砲の開発にGDP2%の研究開発費が必要とあれば、政府は遠慮なく支出すべきだろう。日本の科学技術力を結集すれば不可能ではない。
レーザー照射面を微細化するレンズ研磨技術は世界で日本は最高峰に位置する。そうすればレーザー砲に専用の原発が一基必要だ、などと云った荒唐無稽な議論は解消する。核ミサイルを補足するには高精度なGDSシステムとの連携が必要不可欠だ。米国とも協力すべきことは協力する必要があるだろうが、出来ることなら日本単独で開発し、国際機関の名において世界に十数ヶ所のレーザー砲の基地を配備すべきだ。そして常に「地球連合軍」として核ミサイルの発射を監視すべきだ。