侵略戦争と国際紛争の区別すらつかない元コメンテータ。
<ウクライナのゼレンスキー大統領が23日に日本の国会でオンライン演説を行う予定であることを受け、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が17日に自身のツイッターを更新。激しい反対の意向を示した。
鳥越氏は「ウクライナ大統領が日本の国会でオンライン演説をするそうだ。紛争の一方の当事者の言い分を、国権の最高機関たる国会を使っていいのか?国民の声も聞かずに!中国・台湾紛争でも台湾総統の演説を国会で流すのか?」とツイート。ゼレンスキー大統領の国会演説に疑問を呈した。
さらに「私はゼレンスキーに国会演説のチャンスを与えるのには反対する!どんなに美しい言葉を使っても所詮紛争の一方当事者だ。台湾有事では台湾総統に国会でスピーチさせるのか?」と猛反対。「紛争の当事者だ。何を言うか、分からんねぇ?国民は許さない。たとえ野党まで賛成してもだ‼」と持論を展開した。
ゼレンスキー大統領はアメリカ、カナダ、ドイツなどの議会でオンライン演説を実施。16日に米連邦議会で行った演説では、第2次世界大戦における日本軍による「真珠湾攻撃」を持ち出し、話題となった>(以上「よろず~ニュース」より引用)
時々鳥越俊太郎氏のような論旨を展開する評論家がいる。「喧嘩両成敗」こそが公平だと信じている能天気な人たちだ。
記事によると「鳥越氏は「ウクライナ大統領が日本の国会でオンライン演説をするそうだ。紛争の一方の当事者の言い分を、国権の最高機関たる国会を使っていいのか?国民の声も聞かずに!中国・台湾紛争でも台湾総統の演説を国会で流すのか?」とツイート」したという。
ウクライナへのロシアの軍事侵攻が「国際紛争」なのだろうか。主権国家に対する一方的な「侵略戦争」ではないか。両者の言い分を聞くべきだ、というのはプーチン氏の詭弁すら看破できない愚かさを露呈するものでしかない。
第一、ウクライナは中距離ミサイルを保有している。モスクワを攻撃しようとしたら、いつでも攻撃できる能力を有している。しかしウクライナは限定的にウクライナ領に侵入したロシア軍を撃退しようと交戦しているだけだ。
ロシアの極悪非道さは一目瞭然ではないか。プーチン氏の言い分を聞く必要が何処にあるというのか。鳥越氏はあなたの家にピストルを持った強盗が押し入り家族を撃ち殺し猶も他の家族に銃口を向けた強盗に、箒を手に応戦した家族と強盗の両方の言い分を聞かなければ公平でない、というのだろうか。
国際紛争と侵略戦争の区別すらつかない愚か者が過去に都知事に立候補したのだろうか。それほどの愚か者のニュース解説をテレビは報じていたのだろうか。考えるだけでゾッとする。かつて記者をしていたというだけで、政治的素養や歴史に関する見識も何もないままテレビでコメンテータをしている多くの人を見かけるが、それらの人材登用の基準をテレビ局は明らかにすべきではないか。
鳥越氏は「台湾有事では台湾総統に国会でスピーチさせるのか?」と書き込んだというが、当たり前ではないか。中共政府の中国が台湾に軍事侵攻し、祭英文氏が希望するなら国会で演説させるべきだ。
中国の台湾進攻は侵略戦争でしかない。断じて「一つの中国」などあり得ない。台湾はすべての面で独立国としての要件を保持している。独立国に対する侵略戦争など決して許されるものではないし、いかなる屁理屈でも正当化されるものではない。