今年も泥棒に追い銭、国民の税金21億円。

<自民党の安倍晋三元首相は25日発売の「月刊Hanada」掲載のインタビューで、首相在任中にロシアのプーチン大統領と計27回の会談を行ったことについて「関係を重ねていったことで、平和条約交渉をより大きく進めることができた」と強調した。
「北方領土返還を含め、何度も会って、いったい何をしていたんだといった声が出ている」との質問に対して答えた。安倍氏は「何度も会談するのは当然であり、非難の意図が全く分からない」と語った>(以上「yahooニュース」より引用)



 安倍氏は首相在任中にプーチン氏と27回も会談したことに関して「北方領土返還を含め、何度も会って、いったい何をしていたんだといった声が出ている」との質問に対して答え、安倍氏は「何度も会談するのは当然であり、非難の意図が全く分からない」と返答したようだ。
 北方領土返還以前に安倍氏は「平和条約締結」に関して話し合うべきだったのではないだろうか。平和条約を締結していないことは「終戦」でないことであり、ロシアとは条約上では「戦争状態にある」と解すべきではないか。

 少なくとも「平和条約」を締結してから、正常な両国関係としての経済支援なり技術援助なりの話し合いと並行して、北方領土の返還協議を始めるべきではないか。一方的にロシアに経済支援して、ロシア側からゼロ回答を27回も続けていたというのなら、安倍外交はゼロ以下の、言葉は悪いが「やらずブッたくり」ではないか。
 こうした無能な外交を延々と続けていても日本の首相が通算8年余も勤まるとは、日本国民は甘く見られたものだ。自民党の同僚議員諸氏も安倍氏に「ゼロ回答の会談で何千億円も注ぎ込むのは如何なものか」と苦言を呈する者もなかったのだろうか。今年も21億円も泥棒に追い銭を払うようだが、無能外交も好い加減にして頂きたい。

 安倍氏はソチ五輪に先進自由主義諸国の首脳として唯一出席したが、その効果として何があったのだろうか。ただ舐められただけではないのか。
 毅然とすべきところは毅然として、筋を通すべきところは決然として筋を通すべきだ。北方領土は「四島」であり、決して「二島」ではない。しかし安倍無能政権は「二島」に妥協した挙句、未だに一島も返還されていない。ここに来て、ロシアによる対日平和条約締結交渉の中断の通告があったことは慶賀の到りだ。安倍無能外交が二島返還まで譲歩した会談まですべてをご破算にして、ゼロから「平和交渉」を始める機会をロシア側から提起してきた。日本側は「思い止まって欲しい」と返答するのではなく、日本政府から「願っていたこと。ロシアとは戦後これまで交渉して来たすべての合意や宣言を白紙に戻す」と折り返し通告すべきだ。

 もちろん日本政府はシベリア抑留犠牲者に対する賠償責任も含めて、すべての勘定書きをロシアに突き付ける準備をすべきだ。ウクライナ侵略戦争にロシアが敗退し、プーチン氏が退陣した次の政権に対して、日ロ平和交渉を始めるにあたって、日本が請求すべき事柄のすべてを突き付けるべきだ。
 国際関係で「お人好し」は通用しない。「お人好し」は間抜けと同義語だ。厳しく請求し合って後に、妥協点を探るのが外交交渉の常道だ。安倍氏のように「間抜け」が洋服を着ているような外交では舐められて当たり前だ。

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