オオカミ少年と化したバイデン氏は何が目的なのか。

<ハリス米副大統領は20日、ウクライナに対するロシアの意図および数日内の侵攻の可能性に関する米国の情報は確かなものだと述べた。

 ハリス氏はミュンヘン安全保障会議で2日間のハイレベル協議に参加。米国への帰途で記者団に対し「プーチン氏は決断した。以上だ」と語った。ロシア側は、ウクライナを攻撃する計画はないと繰り返し主張している。
 バイデン米大統領は18日、プーチン大統領がすでにウクライナ侵攻を決定し、首都キエフを含め同国を近日中に攻撃する計画であることを確信していると述べていた。
 同日にバイデン氏は英国を含む同盟各国に対し、ロシアが企てているという侵攻計画の詳細を説明したという。ジョンソン英首相がBBCに対して述べた。
 ジョンソン氏は「東部やドンバスからの侵攻だけでなく、バイデン氏がわれわれの多くに説明したように、得られている情報によると北部やベラルーシからの侵攻や首都キエフの包囲などもあリ得る」と語った。
 バイデン大統領は20日に国家安全保障会議(NSC)を開催する。ハリス副大統領も出席するとしている>(以上「Bloomberg」より引用)



 バイデン氏は16日にもロシアはウクライナに軍事侵攻する、と発言していた。それ以前にもロシア軍は「明日にも」ウクライナに雪崩れ込む、と何度も主張した。しかし21日現在、ロシア軍はウクライナに軍事侵攻していない。
 確かにプーチン氏の行動は馬鹿げている。ウクライナを包囲するかのようにロシア軍総勢19万人を展開している。国家経済が疲弊しているロシアが19万人もの兵隊と兵器を展開し一ヶ月以上も維持しているとは狂気の沙汰だ。厳冬期でもロシア国民は石油や天然ガスに困ることはないだろうが、ロシア国内の食糧は充分にあるのだろうか。

 バイデン氏は「バイデン米大統領は18日、プーチン大統領がすでにウクライナ侵攻を決定し、首都キエフを含め同国を近日中に攻撃する計画であることを確信していると述べていた」とある。近日中とはいつのことだろうか。
 バイデン氏はいつからオオカミ少年になったのだろうか。それとも痴呆症が重篤な段階に達しているのだろうか。正常な判断が出来ているとは思えない。

 ロシア軍がウクライナに軍事侵攻する確実な情報を手に入れたなら、直ちにロシアに対する制裁を発動すべきではないか。シェールオイル掘削を禁じた法令を撤回し、アラスカ天然ガスを増産して欧州諸国へ援助する法案を連邦議会に速やかに提出すべきではないか。
 バイデン氏はウクライナ危機をギャーギャー喚きたて、ロシアの脅威を煽って何がしたいのだろうか。イランの司令官をピンポイントで殺害したドローンをウクライナの高高度上空に配置して、侵攻すれば前線司令部を破壊する、と外交ルートを通して秘かに脅せば良いだろう。プーチン氏に対して、具体的に彼の口座を示して、ウクライナに軍事侵攻すれば即座に凍結する、と脅せば良いだろう。

 あるいはプーチン氏が個人的に所有する20兆円ともいわれる資産リストを公開する、と外交ルートを通してプーチン氏を脅せば良いだろう。多くのロシア国民が貧困に喘いでいる最中に、プーチン氏が何をしていたかをロシア国民にバラせば何が起きるか、プーチン氏がいかに愚かでも理解するだろう。
 日本政府もLNG輸送船を手配して、日本へ輸入するLNGの一部を欧州へ送るとニュースで流せば、ロシア政府は穏やかではないはずだ。そして北海道に東日本の自衛隊を終結して、ロシア軍がウクライナに軍事侵攻すれば、北方領土を奪還する、とデモンストレーションしてはどうか。それくらいの肝っ玉が日本政府にないのだろうか。プーチン政権のロシア当局といかに親交を深めても無駄だと安倍晋三氏が愚かなロシア外交を展開して教えてくれたではないか。

 ロシア軍は今後もベラルーシに留まるという。それがロシアの当初からの狙いかも知れない。独裁国家ベラルーシは国民の自由を求めるデモが繰り返されていた。それに対してベラルーシはロシアに軍の派遣を要請していた。
 国家の治安を外国の軍隊に依存したらその国はどうなるか、ベラルーシの独裁者は知らないのだろうか。ウクライナの代わりにロシアがベラルーシを併呑しかねない。バイデン氏はそのことを心配すべきではないか。

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