見て見ぬ振りした大人たちよ、顔面骨折した高校生に恥ずかしくないのか。

<電車内での喫煙を注意した男子高校生が暴行され、重傷を負った。

  宇都宮市の飲食店従業員・宮本一馬容疑者(28)は、きのう正午すぎ、栃木県のJR宇都宮線の車内や駅のホームで高校2年生の男子生徒(17)に殴る蹴るの暴行を加えた疑いがもたれている。男子生徒は顔の骨を折るなど重傷。
  警察によると、男子生徒は電車内で「お兄さん、たばこを吸っていますね。やめてもらえませんか」と注意していた。宮本容疑者は「相手が喧嘩を売ってきた」などと容疑を認めている。
  暴行は10分以上続き、電車内にいた友人3人は止めようとしましたが、他の乗客は止めようとしなかったという>(以上「ANNニュース」より引用)



 電車内に高校生の仲間以外にも多数の乗客がいたという。それにも拘らず、注意した高校生が10分にわたり暴行を受けたという。さらに駅に停車した電車から降りるように促されて下りた後、高校生は更に暴行を受けたという。
 その高校生が高校生以外の乗客は誰も止めようとしなかったという。犯人は28歳のホストというではないか。怪獣でも格闘家でもない、普通の女性客を相手にする飲食業の男だ。なぜ他の乗客は協力して暴力を振るう男を取り押さえなかったのだろうか。

 論語に「見レ義不レ為無レ勇(ぎをみてせざるはゆうなきなり)」という言葉がある。乗客は注意した高校生が暴力を振るわれているにも拘らず放置したため、「義を見てせざる」方を選んだから「勇なき人たち」ということになる。
 危険から身を守るためには闘わざるを得ない場合もある。しかし一人で向かうのではなく、大勢で対峙すれば大した怪我もせず暴力男を取り押さえることが出来る。電車の中であろうと、不当な暴力に対して怖気づくのではなく、社会正義のために闘う勇気を持とうではないか。

 件のホストは日曜日の昼間の電車で優先席に寝そべって電子タバコを喫っていたという。それこそ許されざる態度ではないか。決してカッコ良くないし、多くの人に迷惑をかける行為だ。しかも時恰もコロナウィルスが蔓延している最中の密室でもある。
 優先席に寝そべって電子タバコを吸っているホストは二重三重に注意されて然るべきだ。それを見て見ぬ振りをしていた大人たちは恥ずかしくないか。注意して顔面骨折させられた高校生に顔向けできるのか。いつから日本国民はひれほど腑抜けになってしまったのだろうか。

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