グレタさん、科学を勉強しよう。
<気候危機への対策を求める若者らの抗議活動「未来のための金曜日」が24日、世界各地であり、ドイツの首都ベルリンでは、この取り組みの先駆けとなったスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(18)が連邦議会前で演説した。
ドイツでは26日、下院にあたる連邦議会の選挙がある。グレタさんは「投票はしなければいけない。だが、それだけでは不十分だ。街頭に立ち続け、リーダーたちに行動を起こすよう求め続けなければならない」と訴えた。
ドイツでは26日、下院にあたる連邦議会の選挙がある。グレタさんは「投票はしなければいけない。だが、それだけでは不十分だ。街頭に立ち続け、リーダーたちに行動を起こすよう求め続けなければならない」と訴えた。
選挙戦では各党が気候変動対策を掲げているが、グレタさんは「彼らは私たちのことを真剣に考えていない」とし、いずれも対策が不十分だと指摘。人口も二酸化炭素の排出量も多いドイツは「気候変動における最大の悪者の一人だ」と非難した>(以上「朝日新聞」より引用)
集団ヒステリーが世界的に蔓延している。人間活動で排出するCO2が地球気候変動に影響を与えている、という。だから人間はCO2排出を制限すべきだ、と世界中がヒステリー症状を呈している。
ただし後進国はその限りにあらず、先進国がCO2排出の責を負うべきだ、という。何処かで聞いたことがあるようなセリフだ。それは半世紀も前に中共政府の核実験を批判する平和団体に対して、左派が「米国の核は汚いが、中共の核はきれいだ」と反論していたのを思い出す。
CO2が地球温暖化をもたらすのが本当なら、先進国のCO2も後進国のCO2も同じく地球を温暖化するのではないか。なぜ後進国のCO2排出は「是」とするのだろうか。そんなダブルスタンダードが罷り通る議論は「マヤカシ」だ。
そもそも地球規模で検証するなら、CO2濃度が地球の気候変動を支配した事実は過去に一度もない。それは今後もないだろう。なぜなら地球46億年の歴史うち、20億年前から五度にわたり氷河期と間氷期を繰り返しているからだ。現在は五度目の氷河期にある。
氷河期とは地球上に氷河が存在している時期を指す。最も長い氷河期は20億年前にあった一回目の氷河期で、約2億年続いたようだ。最も短い氷河期は四回目で4千万年で終わったという。現在の第四紀氷河時代は更新世(約258万年前から)に始まり、北半球の氷床が拡大し始めた。 それ以来、地球では4万年と10万年の時間スケールで周期的に氷床の発達と後退を繰り返してきたという。
そうした気候変動をCO2濃度変化で説明できるのか。出来ないとすれば、CO2温暖化などといった荒唐無稽な説をいい大人が公式の場で話してはならない。さも真実らしく荒唐無稽な話を語るのは「詐欺師」の常套手段だ。
記事によると「スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが(ドイツ)連邦議会前で演説した」という。明らかな他国に対する内政干渉ではないか。それとも環境問題なら他国の内政に干渉しようと問題ない、と国連で議決されたのだろうか。
このブログで繰り返してきたことだが、何度でも繰り返す。省エネを叫ぶのなら電気自動車の普及など即時停止すべきだ。一次エネルギーを利用するの方が、二次エネルギーの「電機」を利用するよりも、エネルギー効率が良いのは科学を少しでも学んだ者なら知っているはずだ。ましてや「電機」エネルギーを作るために原発を増やすなどとは本末転倒だ。原発こそが環境に致命的な汚染をもたらす。しかも汚放射能染物質が半減するのに10万年を要するというタチの悪いものだ。
18歳のグレタ・トゥンベリ氏は街頭で騒ぐより、大学で科学と地球気候学を学ぶべきだ。そしてCO2が人間の存在に必要不可欠なものだということを知らなければならない。もちろん省エネも学ぶべきで、そうすれば電気自動車を利用するよりも、排ガス規制をしたガソリン車を利用する方が地球環境に優しいことが理解できるだろう。
グレタ・トゥンベリ氏が真の環境運動家なら「核廃絶」と「原発即時停止」を叫ぶべきだ。CO2は地球環境の中で有史以来循環している物質に過ぎない。グレタさん、あなたも呼吸でCO2濃度0.04%の大気を吸ってCO2濃度4%の呼気を大気中に吐き出している。あなたはそのことを「恥を知れ」と自らに叫ぶのか。