地球は温暖化ではなく、寒冷化へ向かっている。

<スウェーデンの環境活動家・グレタさんが日本を名指しして、大量に排出する温室効果ガスが世界の子どもたちを苦しめると訴えました。 グレタ・トゥーンベリさんが学校を休んで環境対策を訴えるデモを一人で始めてから20日で3年を迎えるにあたり、アメリカのニューヨークタイムズはグレタさんの寄稿文を掲載しました。
 寄稿文でグレタさんは、日本を含む10か国が温室効果ガス排出量の7割を占めているとした上で、被害を受ける子どもの多くは排出量の少ない貧しい国々の子どもたちで、不公平だと訴えました。 これに合わせ、ユニセフ(=国連児童基金)は気候変動の子どもへの影響を分析した初めての報告書を出し、全世界で10億人の子どもが大気汚染のリスクにさらされているなどと指摘しています>(以上「日テレニュース」より引用)



 グレタ・トゥーンベリ氏は「学校を休んで環境対策を訴えるデモを一人で始めてから20日で3年を迎え」たと記事にある。なぜ学校を休んでまでデモをして、貴重な三年間を過ごしたのだろうか。彼女が当時高校生だったとしたら、彼女は学校へ行って学び、然るべき大学へ進学して「気候変動学」を専攻すべきだった。
 グレタ・トゥーンベリ氏は「日本を含む10か国が温室効果ガス排出量の7割を占めているとした上で、被害を受ける子どもの多くは排出量の少ない貧しい国々の子どもたちで、不公平だと訴え」たという。確かにCO2には温室効果があるが、それは大気中に0.04%しか存在しない。むしろ温暖化ガスの最たるものは水蒸気で、大気中に平均して4%も存在する。実にCO2濃度の100倍だ。

 グレタ・トゥーンベリ氏は微視的な1940年代から2000年前後までのCO2濃度変化と気候変動を問題にしているが、地球規模で考えるなら、それは殆ど「誤差」のうちに属する。しかもCO2濃度上昇は気温の上昇後に起きている。つまり気温上昇により海水中に溶解しているCO2が空気中に放出されたと考える方が合理性がある。
 CO2濃度変化が気候変動と密接に関係しているというのなら、CO2濃度に関して縄文海進を説明して頂きたい。現在は五度目の氷河期にあるが、20億年前後から始まった四度の氷河期と間氷期の繰り返しをCO2濃度に沿って説明して頂きたい。平均気温が十度近くも変動する「大気候変動」をグレタ・トゥーンベリ氏はCO2濃度で合理的に説明し、実証できるのだろうか。

 グレタ・トゥーンベリ氏は日本を批判した。彼女はいかなる知見に基づいて、そうした大口を叩くのだろうか。また日本のテレビやマスメディアはグレタ・トゥーンベリ氏の発言を大きく報道する「理由」は何だろうか。気候変動学すら修めていない若い女性の、激しい思い込みで過激な文言により他者や国を批判する「地球温暖化」の広告塔を敢えて無批判に取り上げる「理由」を知りたい。
 彼女たちの知見に基づかない「大衆扇動」が自動車産業を危機に陥れ、石油関連企業を危機に陥れ、人類文明の発達を阻害している。しかも先進国は「悪」で、濛々とCO2を排出している後進国は「被害者」だというステレオタイプの思考回路こそ異常だ。

 記事には「ユニセフ(=国連児童基金)は気候変動の子どもへの影響を分析した初めての報告書を出し、全世界で10億人の子どもが大気汚染のリスクにさらされているなどと指摘し」たとあるが、10億人の子どもは何処の子どもなのだろうか。
 大気汚染の被害にあっている10億人の子どもとは、まさに大気汚染の「発生源」となっている国の子どもではないのか。いかにも先進国が排出したCO2で後進国の子どもたちが被害にあっている、と思わせるような報告書などプロパガンダの手法そのものではないか。

 太陽活動が鎮静化して、地球はまさに寒冷化へ突入しようとしている、と多くの気候変動学者が警告を発している。温暖化が進行すればシベリアやカナダなどが耕作可能地となって食糧増産が見込めるが、寒冷化になれば日本の東北地方ですら普通に冷害が発生する。
 世界人類の生存を脅かす事態が静かに進行しているにも拘らず、ヒステリー症候群に憑りつかれた「地球温暖化」運動家たちによって、世界中の国々の政治が大きく捻じ曲げられている。これこそ「危機」といわずして、何と呼べば良いのだろうか。

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