病膏肓に入る。

<中国外務省の趙立堅副報道局長は15日の記者会見で、先進7カ国首脳会議(G7サミット)で対中包囲網形成を進めたバイデン米政権を「米国は病気だ。病は軽くない」と異例の表現で非難した。  
「G7は米国の脈をとり、処方箋を書いてあげたらいい」とも述べた。 
 中国は14日まで3連休だったため、G7サミット後の外務省報道官会見は初めて。趙氏は、新疆ウイグル自治区や香港の人権問題、「台湾海峡の平和と安定の重要性」などを指摘したG7首脳宣言について、内政干渉だと反発した上で「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。さらに「一国や一つの国家集団が天下に号令をかける時代は既に過ぎ去った」と主張した。
  バイデン大統領が参加した14日の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議も、中国を国際秩序への「挑戦」と位置付けた。趙氏はNATOを「小さなサークル」とこき下ろし、「陣営間でどちらを選ぶか他国に強要するのは、平和的発展・協力という歴史の潮流に背く」と批判した>(以上「時事通信」より引用)



 中国外務省の趙立堅副報道局長は「先進7カ国首脳会議(G7サミット)で対中包囲網形成を進めたバイデン米政権を「米国は病気だ。病は軽くない」と異例の表現で非難した」という。中共政府高官が言葉を極めて他国を批判するのは毎度のことで慣れているが、それにしても病身はどっちだ、と聞き返したくなる。
 広州省台山の原発で放射洩れが起きているが、大気中放射能が中国の安全基準を上回ると基準値を二倍に引き上げたという。それをも超えたようだが、今度は「放射能漏れは起きていない」と嘘を吐いているようだ。

 なぜ放射漏れ事故が起きても原子炉を止めないのか、電力不足が起きているからだ。しかし台山の原子炉を建設した仏国企業は原子炉上部の圧力容器の蓋に欠陥があって、2018年4月の運転開始前に取り換える必要があると中国に報告していた。
 しかし中国は運転開始を強行してしまった。ご存知のように原子炉は高圧力になっている。そうしないと細管が破裂してしまうからだ。だから原子炉の蓋が破損すると、それは瞬時に原子炉爆発に繋がる。大変危険な状態にあることは確かなようだ。

 広州は中国でも最も経済発展している省だ。台山から130㎞の地に香港がある。マカオは香港よりも台山にもっと近い。台山原発が爆発したなら中国は重大な事態に陥る。だから衛星から「放射能漏れ」を探知した米国が中国政府に放射能漏れを警告した。しかし、彼らは「放射能漏れなどない」と無視した。
 病身なのはどっちだ、と中共政府に問いたい。「趙氏はNATOを「小さなサークル」というのなら、なぜ無視しないのだろうか。中共政府にとってNATOは決して「小さなサークル」ではないからだろう。なぜならNATOには欧州で友人認定している独・伊・仏が主要構成国として名を連ねているからではないか。

 中共政府の中国は自由主義諸国から「敵」認定されている。世界で孤立している。金儲け第一主義の連中が中共政府のご機嫌取りをしているが、金儲け第一主義者たちは「金の切れ目が縁の切れ目」で決して当てにならなと、中共政府は百も承知だ。
 だからこそ趙立堅副報道局長は悪態をつき、吼えるのだろう。しかし口汚く罵れば罵るだけ世界各国は中共政府から離れていく。いよいよ中国は孤立して、病は膏肓に入りつつある。

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