日本でも「ロックダウン」を検討すべきではないか。

<新型コロナウイルスの感染拡大を受け、25日に発令された3回目の緊急事態宣言。対象となった東京都では商業施設や百貨店で休業措置が取られ、普段より人出が少なかったとの声が上がる一方、1、2回目の緊急事態宣言時に比べると「思ったほど減ってない」との見方も。再び始まった我慢の日々。ただ、長引くコロナ禍による経済への打撃に加え、「自粛疲れ」や「宣言慣れ」もあり、効果は見通せない状況だ。 
 ■普段よりは少ない 
 普段の日曜なら買い物客や待ち合わせなどでごった返す東京都新宿区のJR新宿駅前。しかし、この日は大型百貨店や商業施設の休業が目立つ。仕事の関係で自転車で通りかかった自営業の上村圭司さん(28)は「人出が明らかに少ない。気晴らしの外出も思うようにできず、街の元気がどんどんなくなっていくようで心配」とこぼした。 
 同駅近くで営業していた中華料理店では、休日の昼食を楽しむ多くの客の姿もあった。男性店員は「客足は減ったが、遠出できない分、外食を楽しむ人はある程度いるのかも」と見ているという。 
 新宿駅から山手線で一駅の位置にある新大久保駅(新宿区)。周辺は韓国料理店や雑貨店などが軒を並べており、昼頃には若者を中心に多くの人が行き交い、テークアウト待ちの行列ができている店もあった。  もっとも、街の様子を見回っていた地元の飲食店関係者の女性(45)は「普段の日曜日なら、歩道をまっすぐ歩けないほど人が出ることもある。本当にお客さんが少ない」と肩を落とした。
  ■営業店舗は行列も 
 ブランドショップや百貨店が立ち並ぶ銀座は、昨年4月の1回目の緊急事態宣言時は、メインストリートの銀座通りに面した店はほとんどが休業していた。 
 今回は百貨店が食料品や化粧品の売り場を除いて営業休止としたものの、そのほかの路面店は営業しているところが目立つ。普段に比べて少ないとはいえ、営業中の店舗では、入場制限待ちの列ができていた。 
 銀座の衣料品店で働く30代の女性は「家にいたかったが、営業を続けているので出勤した。開いている店も多く、人通りもそれほど減っていないし、これで感染者が減るとは思えない」と話した。 
 ■近場でストレス解消 
 都立のスポーツ施設は25日から5月11日まで休館となり、駒沢オリンピック公園(世田谷区)は、駐車場やテニスコートなどの運動施設が閉鎖された。ただ、敷地内は自由に出入りできることから、遠出を自粛する近くの家族連れらが、好天の休日を楽しんでいた。  2人の子供とボール遊びをしていた近くの医師、銘苅(めかり)朋樹さん(35)は「子供がストレスをためないよう、公園によく来るようにしている。連休中は公園に来るかゲームをして過ごすことになりそう」。第4波の到来を予想し、連休中の予定は入れなかったという。  夫とともに、目黒区の自宅から徒歩で訪れた亀甲智恵子さん(75)は、いつもより人出が多いと感じたという。「コロナ禍で免許も返納したので遠出ができない。運動のために公園を散歩するように過ごし方が変わった」と語った。
  世田谷区の女性会社員(43)は自転車で犬の散歩に訪れた。「自然が好きなので遠出したいけど、しばらくは都内で自然を味わえる渓谷などに行こうかな」と思いをめぐらせた。

 東京都の小池百合子知事は25日、繁華街の人出が多いことに懸念を示し、「皆さんの動きをできる限り止めて、自宅で過ごしてほしい」と呼び掛けた。都庁で報道陣の取材に応じた。特に若い人が多く、近県からも集まっていたとし、「東京には来ないで、それぞれが充実した時間を過ごしてもらいたい」と訴えた>(以上「産経新聞」より引用)




 三度目の緊急事態宣言下の東京の人出は「いつも」よりは減少したが、それでもかなりの混雑ぶりだったという。いうまでもなく、武漢肺炎は「人-人」感染だ。だから人が全く外出しなければ、家庭内感染以外にはあり得ない。
 完全に人の接触を断つにはロックダウンしかないが、日本ではなぜか「それは出来ない」とされている。なぜ出来ないのか、というと憲法で自由と人権が定めてあるから、との返答だ。

 しかし武漢肺炎を蔓延させる自由などないし、相手を「殺害」するかもしれない感染機会を増やす「人権」もないはずだ。既に武漢肺炎による死者が1万人に達したという。由々しき事態だ。
 感染から発症までの期間が平均して一週間から10日前後だというから、三週間も「ロックダウン」すれば武漢肺炎は完全に抑えられる。そのあいだ検査は不要で、武漢肺炎の症状を発症した者だけを隔離すれば良い。

 それが出来ない、として日本ではダラダラと感染拡大と感染減少を繰り返してきた。対策は感染拡大したら「人-人」接触を減少させるための「自粛」を要請し、感染患者が減少すれば「経済を回す」として、実に愚かな「GO TO トラベル」などの感染拡大策を実施した。
 完全に終息したなら、大いに「GO TO トラベル」をやれば良い。しかしトラベルへ行くのは余裕のある人たちではないだろうか。武漢肺炎下で困窮した人たちはトラベルどころではないはずだ。

 「人-人」感染の武漢肺炎を抑え込む基本策は人の接触機会を減らすことだ。その基本策が実施できないようでは感染患者の減少は見込めない。
 政府は本気で「ロックダウン」を検討すべき時期に来ているのかも知れない。

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