武漢肺炎ウィルスの科学的な起源の解明を。

 <中国湖北省武漢市で新型コロナウイルスに関する現地調査を行った世界保健機関(WHO)国際調査団のメンバー、オーストラリア人研究者のドミニク・ドワイヤー氏は10日夜、豪放送局ナインニュースのインタビューに対し、「新型コロナは中国から始まったと思う」とする見解を述べた。

 微生物学と感染症の専門家であるドワイヤー氏は「中国以外の地域から始まったとする証拠は極めて限られている」と指摘し、コウモリを媒介して感染した可能性が最も高いとの考えを述べた。中国側の対応については「見解の相違や熱の入った意見の応酬はあったが、誰もが正しいことをしようと努めていた」と評価し、調査でウイルスへの理解が深まったと強調した>(以上「読売新聞」より引用)




 昨年四月末に米国へ亡命した香港大学公共衛生学部のウイルス専門家の閻麗夢(イェン・リーモン)博士は「「新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所(中国湖北省)で作られたという科学的な証拠を発表する予定だ」(2020年9月11日の英ITVトークショー「ルーズウーマン」のインタビューで)と述べていた。閻麗夢(イェン・リーモン)氏は昨年末に新型コロナ感染が初確認された直後、世界保健機関(WHO)の専門家とともに極秘調査を進めていた人物だ。

 閻麗夢氏は11日の英ITVトークショー「ルーズウーマン」のインタビューで、武漢ウイルス研究所で作られたとする説について「中国疾病予防管理センターと現地の医者らから得た機密情報がある。私が持っている科学的証拠もある」と明らかにした。それを発表しようと考えたのは「世界に対し真実を語らなければ自分自身が後悔することになるから」と強調し、「遺伝子の塩基配列は人間の指紋のように識別が可能だ。このウイルスが中国でどのように発生したのか、だれがウイルスの創造者なのか、という証拠をつかんでいる。(この証拠は)生物学知識がなくても読むことができ、確認できる」と語った


 また閻麗夢(イェン・リーモン)氏は「ウイルスの起源を知ることは大変重要だ。我々はこれを知らなければ(ウイルスを)克服することはできないだろう。このウイルスはすべての人々の生命を脅かすだろう」とも語っている。ウイルス専門家の閻麗夢(イェン・リーモン)の見解は極めて正鵠を得ている。

 新型コロナウイルスの起源をめぐっては、米国や豪州などが中国に対する国際調査を求めてきた。それに対して火事現場の跡片付けが完全に終わってから、WHOは調査団を現地へ派遣した。だが「武漢ウイルス研究所起源説」を否定している中共政府がWHOの調査団に対して真実開明の協力をするとは到底考えられなかった。


 果たして昨日北京での記者会見でWHO調査団は「武漢肺炎ウィルスの発生源が武漢市だとする可能性は低い」との調査結果を発表した。いかなるコロナウィルス・サンプルを入手し、ウィルス研究施設でその特徴を遺伝子解析によりいかなるモノかを検証したとは思えない段階での発表はウィルス研究の門外漢ながら「非常識」だとの思いを強くした。

 果たして「世界保健機関(WHO)国際調査団のメンバー、オーストラリア人研究者のドミニク・ドワイヤー氏は10日夜、豪放送局ナインニュースのインタビューに対し、「新型コロナは中国から始まったと思う」とする見解を述べた」と引用記事にある。もちろんドミニク・ドワイヤー氏も武漢市内で一昨年11月に重篤な肺炎患者から見つかった「新型コロナウィルス」のサンプルを入手し、その遺伝子解析を行って変異するコロナウィルスの系統樹の根元のウィルスと断定したわけではないだろう。だから「可能性」を語ったのではないだろうか。


 引用記事でドミニク・ドワイヤー氏が「中国側の対応については「見解の相違や熱の入った意見の応酬はあったが、誰もが正しいことをしようと努めていた」と評価し、調査でウイルスへの理解が深まったと強調した」のはジャカルタ発のニュースでだ。つまりドミニク・ドワイヤー氏は中国を出るまで本心を記者に語ることは出来なかった、と見るべきではないだろうか。

 もちろん中共政府の中国に「報道の自由」はない。新華社であれ人民日報であれ、中国内のすべてのマスメディアは「国営」だ。中共政府の宣伝機関そのものであるマスメディアは決して中共政府の意に沿わない報道は出来ない。そして外国の調査団であれ、中国内で中共政府の意に沿わないコメントを述べれば出国できない恐れすらあるのが現実だ。


 だから、昨年二月の早い段階で北京を訪れたwho事務局長などの「調査団」一行が北京市に足止めされたまま「調査」を終えて、「武漢肺炎ウィルスは人から人へ感染するとは思えない」などとトンチンカンなコメントを発表して、その後の世界的な感染拡大を招いてしまった。武漢肺炎の初期の重要な時期にWHO調査団が仕出かした大失態は万死に値する。

 世界中の人々を感染大爆発により塗炭の苦しみに突き落とした責任の一端はwhoにあるといっても過言ではない。米大統領トランプ氏がwho脱退を宣言したのも頷けるところだ。役に立たないばかりか、WHOの権威を背景にして武漢肺炎の安全性を世界に大宣伝したのだ。


 国際機関たるWHOには今回の調査団の調査結果を世界へ向けて発表する義務がある。しかし発表するに値する調査が出来たのか、出来たとすれば科学的に検証した成果を発表すべきだし、出来なかったとすればその原因は何かを正直に公表する必要がある。

 なぜなら調査へ出掛けた中国は世界に冠たる国連安保理の常任理事国だ。大国の責任として積極的に武漢肺炎ウィルスの期限解明に協力すべきではないか。既に世界人類1億人が感染し、120万人を超える人たちが命を落としているからだ。中共政府だけの問題ではなくなっているし、中共政府が何らかの意図があって「新型コロナウィルス」の強い感染力と毒性を隠蔽していたのなら、その罪を世界中から指弾され、中共政府の責任を問われるべきだからだ。

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