傲慢横柄な中共政府は孤立化するだけだ。

 <中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は20日の記者会見で、中国によるウイグル族などのイスラム教徒少数民族に対する弾圧を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と米国が認定したことについて「紙くずだ」と猛反発した。

 華氏は「人権を隠れみのに中国の内政に干渉し、中国の安全と安定を破壊している」と米側を強く批判した>(以上「産経新聞」より引用)




 中共政府の高圧的な態度はどうにかならないのだろうか。世界中が中共政府の対チベット政策やウィグル自治区政策やモンゴル自治区に対する政策に批判の声を上げているにも拘わらず、「内政問題」だと一蹴する態度は高圧的というよりも非人道的ですらある。

 もちろんチベットやウィグルやモンゴルは中共政府の「内政問題」ではない。なぜならそれらの地域は中共政府が支配する「中国」ではないからだ。いわば侵略してチベット人やウィグル人やモンゴル人の土地を奪い、そこに暮らしている人たちを強制的に「中国人化」しようとしているだけに過ぎないではないか。


 それらの地で何が行われているのか。中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は自分の目で見て、自分の言葉で語っているのだろうか。報道官として中共政府のスポークスウーマンとして自動喋り機として発言しているだけなら本人は人格なきお喋り人間だと認定するしかない。

 記事によると「中国によるウイグル族などのイスラム教徒少数民族に対する弾圧を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と米国が認定したことについて「紙くずだ」と猛反発した」そうだが、華氏は一度チベットやウィグルやモンゴルの地を訪れて実態を視察してはどうだろうか。それでも米国の批判を「紙屑だ」と言えるのかどうか。


 現実に大きく異なることを政府見解とするのは中共政府の常套手段だ。むしろ日常化しているともいえる。そんな中共政府といかなる正常な話し合いや取引が出来るというのだろうか。

 世界第二位の経済大国になったのは中共政府だけの力ではない。日本や自由主義諸国の経済援助や技術援助、さらには様々な投資があってこそ成長し後進国から脱却できた。そうした歴史を忘れて暴君の振舞いをすることを「増長」という。増長した国から世界は離れ孤立するのは人間社会と同じだ。


 中共政府は単独では元の後進国に逆戻りするしかない。世界各国と協調し、協力し合わなければ今後の発展は望めない。そうしたことを認識した上で、中共政府は噛みつく「困ったチャン」ではなく、「大人の指導力ある国家」に成長しなければならない。それこそが中共政府に突き付けられた課題だとの認識を持つべきだ。

 成功経験は時として人生を狂わせる。中共政府は経済成長を果たした成功経験の「原理」を確認すべきだ。そして「協調」と「協力」こそが必要だと認識すべきではないか。

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