経団連会員諸氏は恥ずかしくないか。
<経団連の中西宏明会長は5日、オンライン形式で開かれた記者会見で、米トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したことについて、「正直にいって、ちょっと不注意ではないか。ある意味、典型的な自業自得だ」との見解を示した。
中西氏はトランプ氏が「もともとマスクをしないほか、多くの聴衆がいる集会に参加し、そこでもマスクをしていなかった」と批判。さらに、「希望的な観測で、安全性の高いワクチンが、すぐにも世界的に広まるわけではなく、コロナとはうまく付き合っていくことがしばらく続く」として、ウイズコロナの環境での経済回復が必要だと強調した。
国内では政府の観光支援事業「Go To トラベル」で東京発着が追加されるなど、感染防止と経済対策の両立が図られいるが、「感染率をみれば、日本は(感染拡大を)マネージできている」と評価した。
中西氏は今年7月にリンパ腫を再発し、病院で治療中。このため、今回は外出できず、急遽(きゅうきょ)、オンライン方式での会見開催となった。病室からスーツ姿で登場した中西氏は、「リンパ腫の治療は順調に進捗(しんちょく)し、体調もよい」と説明。しかし、「リンパ腫の再再発を防ぐため、試行錯誤しながら最先端治療を行い、遺伝子治療も入っている」ことを明らかにしたが、退院の時期などの言及はなかった>(以上「産経新聞」より引用)
トランプ氏が武漢肺炎に感染したのを「自業自得」とはいかなる感性と品格の持ち主なのだろうか。誰あろう、日本の経済界を代表する「経団連」の会長であり、日本を代表する日立製作所の社長兼執行役員のことだ。
もっとも経団連は竹中氏と同様に日本のグローバル化を推進してきた。だから「儲け第一主義」で親中派としてことに有名で、政界の親中派議員として米国政府から名指しされた二階氏とも昵懇の中だ。
グローバル化が推進されたバブル崩壊後の30年間に日本のGDPは停滞し、国民の所得格差は拡大し、貧困化した。誰が何と言おうと最後の安倍自公政権の七年八ヶ月はことに酷い。悪夢のような民主党時代、と称するなら、まさしく悪夢の七年八ヶ月だった。
その悪夢を推進したのは竹中氏主導の「構造改革」であり、経団連が安倍自公政権に働きかけた国際分業であり、技術実習制度と称する外国人労働移民だ。それらにより企業の海外移転により日本国内の雇用が減少し、外国人労働者の移民により派遣労働と低賃金が定着した。それも経団連が政府に働きかけた「成果」だ。その間、連合などの労働組合は経営者側と狎れ合って労働貴族を満喫していた。
日本を破壊した失われた30年を主導した民間経済団体の会長だけのことはある。武漢肺炎に罹患した米国大統領に「自業自得」とのメッセージを送るとは。中西氏はトランプ氏が推進している対中デカップリングが余ほど腹に据えかねているのだろう。
ウイグル族を奴隷同様に使役して暴利を貪っている邦人企業に「節度を知れ」と叱咤するでもなく、中共政府に対して「人権侵害を遺憾に思う」とのメッセージも送らない。さすがは大赤字を出した日立製作所の会長兼執行役員だけのことはある。人格だけではなく、経営者としても失格ではないか。
国民はいい加減に目を醒ました方が良い。日本はこんなにも下劣な連中に支配されている間に転落の一途を辿っている。他の国はこの30年間にIMF関れに転落した韓国ですら2GDPを.5倍に成長させた。中国に到っては15倍だ。世界平均では3倍弱の成長を遂げている。
だから日本が世界平均並みの成長を遂げていたら30年前に450万円だった勤労者所得は1,200万円を超えていたはずだ。だから平均年俸650万円の公務員が高額所得なのではなく、412万円でしかない勤労者の方が低すぎるのだ。その責任の大半はグローバル化を推進した自公政権の「構造改革」と国際分業の旗振り役を推進した経団連にある。
そして今も菅自公政権は日本を破壊し、外資に叩き売ろうとしている。そのための地銀再編の動きだ。油断していたら、日本は徹底的に破壊されて二度と立ち直れなくなる。兆円を超える国費を投入した長銀が竹中氏主導で外資に僅か十数億円で叩き売られた屈辱を日本国民は忘れたのだろうか。
節度も何もない大馬鹿野郎たちが、大きな顔をして中央政界や経済界にのさばっている。学術院会議の委員の任命を「熟慮して」拒否したという。菅氏に学者の業績を判定できるだけの学識があるとは到底思えないが。なんとも逆上せ上った大馬鹿野郎が総理大臣になったものだ。自分の身の程すら知らない、とは。病臥に伏した米国大統領に「自業自得」と罵詈雑言を浴びせる程度の人物が経団連の会長で、他の経団連会員諸氏は恥ずかしくないのだろうか。