CO2温暖化、というプロバガンダを止めよ。
<地球温暖化に歯止めをかけるため、パリ協定で各国が掲げた温室効果ガスの排出削減目標の引き上げを呼び掛ける国連の首脳級会合が24日、オンラインで開かれた。主催したグテレス事務総長は、新型コロナウイルス禍からの世界経済回復に当たり「脱炭素化を加速させる必要がある」と強調、化石燃料産業への投資をやめるよう訴えた。
パリ協定策定に携わったフランスのトゥビアナ元担当大使は日本などを名指しし「真の温暖化対策のリーダーになるには石炭(火力発電)への支援をやめなければならない」と批判した>(以上「共同通信」より引用)
何度もこのブログに書いてきたことだが、地球温暖化とCO2濃度との因果関係は明らかにされていない。ここ数十年だけの空気中CO2濃度と「温暖化」をこじつけて環境派が騒いでいるが、それらは日本の自動車業界を叩くプロパガンダでしかない。
原始地球のCO2濃度は地球型惑星である金星のCO2濃度が96.5%で火星が95.32%であることから類推すると少なくとも90%以上であったと思われる。その原始地球が灼熱地獄であったことは様々な科学的根拠により証明されているが、CO2温暖化説に立つなら現在も地球は灼熱地獄でなければならない。
そして数十億年の地球の歴史で氷河期と間氷期が数度にわたって繰り返されたのも科学的に証明されている。そこに人為的なCO2の濃度が関係していないのは誰の目にも明らかだ。
さらに、北欧のバイキングがスペイン辺りまで遠征して大活躍していた当時、彼らによって発見されたグリーンランドはまさしく大草原の広がる「緑の島」グリーンランドだった。現在は夏でも氷河が残り、冬になれば全島が白い雪や氷に覆われる。
文明が始まってからも、地球は温暖期と寒冷期を繰り返している。古文書によれば江戸時代の大飢饉として知られる天保期には綿入れを着て田植えをするほど寒かったと、当時の人の日記にある。
江戸時代の日本で飢饉をもたらすのは常に寒冷化だった。温暖期には東北地方の開発が進み、全国的に穀物生産量が増えた。
国連の「グテレス事務総長は、新型コロナウイルス禍からの世界経済回復に当たり「脱炭素化を加速させる必要がある」と強調、化石燃料産業への投資をやめるよう訴えた」という。彼の体を構成している主要元素はC(炭素)だということを御存じだろうか。
人は体内でCを生成できないから、食物として摂り入れるしかない。つまり自然のC循環の中で人は生かされている、という現実をご存知だろうか。現在の大気中のCO2濃度は僅かに0.038%でしかない。これ以上CO2濃度が減少したなら植物の光合成に支障をきたす恐れすらある。
大気中に排出してはならない「毒」はCO2ではない。地球環境に悪いガスはCO2ではない。私は何も石炭や石油などの資源を濫費せよ、というのではない。省エネに努めるべきだが、ガソリン車を目の敵にするのは間違っている。そして石炭火力発電で恐ろしいのはCO2ではなく、硫化化合物ではないか。
日本政府は馬鹿げた「バリ協定」から離脱すべきだ。それでもCO2削減を訴えるなら、移動手段として徒歩に限定すべきではないか。自転車であっても、製造過程で化石燃料や鉄の精製などで化石燃料を大量消費しているからだ。
そして電気自動車がクリーンだという「マヤカシ」は止めるべきだ。もちろんグテレス氏は大洋を移動する際はヨットをご愛用していられるのだろうが。