全くむだな「大阪都」構想住民投票。
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<いわゆる「大阪都構想」の住民投票の用紙に、前回にはなかった「大阪市を廃止」という表現が、明記される方針であることがわかりました。
大阪市を廃止して4つの特別区に分割する「大阪都構想」は、府と市の両議会で制度案が可決され、11月1日にも住民投票が実施されます。関係者によりますと、住民投票の用紙に、前回には書かれていなかった「大阪市を廃止」という表現が、明記される方針であることがわかりました。市民らが「廃止」を明記するよう陳情し、市議会が賛成の採択をしたいっぽう、松井大阪市長は「大阪市役所の廃止」という表現にとどめるよう求めていて、7日に市の選挙管理委員会が決定する予定です>(以上「ABCテレビ」より引用。
いつまで不毛な「大阪都構想」議論を続けているのだろうか。いい加減バカな議論をやめて、政治に本腰を入れたらどうだろうか。米国が香港に与えていたSWIFTコードを取り上げる今こそ、大坂が香港の世界金融センター機能を代替する、と名乗りを上げる好機ではないか。
そのためにはナンチャラ万博を開催するとしている大阪湾の埋め立て地を世界金融センター用地として提供する、という構想を打ち上げるべき時ではないか。「大阪都構想」などと称する行政区分け変更にどれ程の財政的・行政的効果があるというのだろうか。二重行政排除、という名目なら現行の大阪府と大阪市とのダブりを排除すれば済む話ではないか。
漫才を議会で続けられては困る。行政区分けの変更だけで、どれほど予算が必要か解っているのだろうか。そして行政区分けの変更で、一体何が起きるというのか。バカも休み休み言え。
たとえば図書館でも大阪市の図書館と大阪市の図書館とダブってあるのは無駄だ、というのは図書館を知らない者の発言だ。図書館が貸本屋と異なるのはバックヤードの存在だ。つまり膨大な史料保管と維持こそが図書館に課された重要な使命だ。そうすれば大阪府には大阪府全域に関する史料の収集と分類と保存が課される。大阪市には大阪市域の史料の保存と管理がなされなければならない。自ずと大阪市と大阪府とでは働きが異なるが、府知事と市長が入れ替わって立候補しても何も感じない程度の連中の考えることは「大阪都構想」くらいのものか。
それでも大阪府民は花月の漫才でも観劇するつもりで「大阪都構想」の住民投票という出し物の再演を心待ちにしているのだろうか。断っておくが住民投票もタダではない。
一発花火のイベント屋が儲けるだけの博覧会を行うよりも、香港の世界金融センターを大阪へ移す方が遥かに経済効果が大きい。そして大阪には世界金融センターになる機能が揃っているし、日本の災害列島の備えとして東京と大阪に世界金融センターがあることの意味は大きい。
「大阪都」構想にウツツを抜かす暇があったら、大坂こそが香港の人たちを受け入れる用意があると、大阪府知事は声を上げるべきだ。そして広大な埋め立て地の使途として世界金融センター構想を打ち上げるべきだ。それだけの度量のない「大阪都構想ゴッコ」で遊ぶのが精いっぱいの連中なら、そうした連中を府知事や市町に選んだ不明に大阪府民は気付くべきだ。
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