大勲位の葬儀に2億円弱とは。

 <加藤勝官房長官は28日の記者会見で、昨年11月に死去した中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬に必要な経費の総額が1億9000万円余りに上ることを明らかにした。政府と自民党が半分ずつ負担する。政府は先に今年度予備費から9643万円の支出を閣議決定したが、インターネット上などでは「高過ぎる」との批判も出ている。

 加藤氏は会見で「元首相の功績、過去の先例などを総合的に勘案して執り行う。必要最小限の経費だ」と説明。その上で「従前の例を踏まえて内閣と党で折半することを想定している」と述べた。内閣府によると、自民党も政府と同額を支出する。

 これに関し、共産党の小池晃書記局長は会見で、「国民には『まず自助』と言っておきながら、元首相にはいきなり公助ということはおかしいという国民感情は当然だ。前例主義を打ち破るというのであれば検討した方がいい」と批判した>(以上「時事通信」より引用)




 国民には緊縮を強いて、自分たちは大盤振る舞いか、と腹立たしい思いだ。中曽根氏の政府と自民党の合同葬儀に1億9千万円余を支出するという。

 一体何処で何を使えば葬儀の式典に2億円弱もの費用が掛かるというのだろうか。それにしても政府や公が関わると、どうして経費が天井知らずに高騰するのか不思議でならない。


 アホノマスクの原価が判明したが143円とはどのような原価算定によって弾きだされたものなのだろうか。その原価が適切なものだとしたら、市中で販売されているマスクとの価格差をどのように説明するつもりだろうか。

 来年に先延ばしされたオリンピックで使用される国立競技場の建設費用も天井知らずの2300億円だった。ロンドン大会の天井のある競技場が600億円台だったことと比較すれば、天井のない国立競技場がいかに高額なものか。日本政府の原価計算は少々狂っているのではないかと疑わざるを得ない。


 それにしても一回の葬儀に2億円弱とは仰天だ。故人がいかに国家に尽力した人物であるにしても、余りに高額過ぎはしないか。中曽根氏の業績といえば国鉄の分割民営化が思い浮かぶが、それにより北海道や四国や九州の鉄道網が縮小され廃線が目立つようになった。

 全国一社で運営すればこそ、地方の開発も進むものだが、鉄道網を分社化した中曽根氏は国土の均衡ある発展を阻害した張本人だ。地方と都市との格差拡大の大本を作った張本人だとの批判を浴びても仕方のない人だ。


 国民の年金支給にはマクロ原理を導入するが、政府や公共機関の支出には気前よく大判振舞いするとは何事だろうか。

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