国民の移動を促すような政策など愚の骨頂だ。
<22日に国内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は37都道府県と空港検疫で983人で、4日ぶりに1000人を下回った。死者は愛知県2人、埼玉県、富山県、大阪府、福岡県で各1人の計6人だった。
都内では新たに256人の感染が判明した。1日当たりの感染者が200人を上回るのは3日連続。重症者は前日から4人増の37人で、直近1週間の平均陽性率は5・3%だった。
都によると、感染経路が判明している96人中、職場内感染が36人に上った。このうち28人が都内の企業1社に勤めており、同社の感染者はこれまでに判明した分も含め、社員の約4割に相当する約50人となった。職場のオフィスが比較的狭く、密集状態で働く社員の間でクラスター(感染集団)が発生したとみられる。家庭内での感染は35人、会食を通じた感染は8人で、経路が不明な人は全体の約6割の160人だった。
大阪府では134人の感染が判明し、5日連続で1日当たりの感染者が100人を超えた。
石川県は、小松市のやわたメディカルセンターの看護師や入院患者ら計10人の感染を発表し、同県内で13例目のクラスターと認定した。
浜松市はこれまで発表した感染者のうち、3人が陰性だったと訂正した>(以上「読売新聞」より引用)
日本は自由主義国家だ。誰でも自由に所見を発言できる。それはそれで素晴らしいことだが、だからといって科学的根拠のない妄言を拡散してはいけない。
すでに「日本は集団免疫が出来ている」というのに科学的根拠が何かあるのだろうか。武漢肺炎はインフルエンザと同じようなものだ、と発言している諸氏に科学的な根拠があるのだろうか。
武漢肺炎は確かにコロナを纏ったウィルスだが、決してコロナを纏ったインフルエンザと似たようなものだ、とはいえない。感染手段としてコロナの突起を利用するウィルスに分類されているだけだ。
集団免疫が成立するには60%程度の感染者が必要だというが、日本の感染者がそれほど高率に達している、との報告を目にしたことはない。未だに数%の感染率ではないか。
果たして「都内の企業1社に勤め」る社員の4割に相当する50人が「集団感染」したという事実を集団免疫で説明できるのだろうか。そもそも集団免疫を獲得しているのなら集団感染など起きねはずはないし、クラスター感染もあり得ない。
そして深刻な武漢肺炎の後遺症と思われる各種疾患に悩む人たちの苦悩を蔑ろにする「インフルエンザと同じ」発言は無責任極まりない。それは四本足で移動する動物はトラであれ牛であれすべて同じだ、と発言しているのと大差ない。牛だと思って近づいてトラに喰われてはかなわないではないか。
そういった類の発言者は医療現場で武漢肺炎の患者の治療に当たっている医療従事者の労苦を鼻で笑っているのと同じだ。それは経済を回すために「GO TO トラベル」を強行した安倍自公政権も同じだ。果たして全国に蔓延している現実を「GO TO トラベル」推進者たちはいかに考えているのだろうか。経済を回すために多少の犠牲も已む無し、とでも腹の底で思っているのだろうか。
政府はなぜ感染症対策の分科会に似非・評論家や似非・経済学者を入れたのか。感染症を徹底的に収束させるのが、まずは政府の役目ではないか。「健康と命」を守ると安倍氏は何度も発言したが、その結果が「GO TO トラベル」では矛盾しないか。いや自身の政策選択が矛盾していないと思えるほど、お粗末な頭脳をしているのか。
なぜ徹底した収束策を採ろうとしないのか。「検査と隔離」以外に感染症を抑え込むことは出来ない。PCR検査は誤差があるから無駄だ、と発言する評論家諸氏が感染拡大を招いている。
特効薬が開発されていない現在、「検査と隔離」で感染拡大を抑え込む以外に、国民がかつての日常生活を取り戻す方途はない。国民の移動を促すような政策など愚の骨頂だ。
都内では新たに256人の感染が判明した。1日当たりの感染者が200人を上回るのは3日連続。重症者は前日から4人増の37人で、直近1週間の平均陽性率は5・3%だった。
都によると、感染経路が判明している96人中、職場内感染が36人に上った。このうち28人が都内の企業1社に勤めており、同社の感染者はこれまでに判明した分も含め、社員の約4割に相当する約50人となった。職場のオフィスが比較的狭く、密集状態で働く社員の間でクラスター(感染集団)が発生したとみられる。家庭内での感染は35人、会食を通じた感染は8人で、経路が不明な人は全体の約6割の160人だった。
大阪府では134人の感染が判明し、5日連続で1日当たりの感染者が100人を超えた。
石川県は、小松市のやわたメディカルセンターの看護師や入院患者ら計10人の感染を発表し、同県内で13例目のクラスターと認定した。
浜松市はこれまで発表した感染者のうち、3人が陰性だったと訂正した>(以上「読売新聞」より引用)
日本は自由主義国家だ。誰でも自由に所見を発言できる。それはそれで素晴らしいことだが、だからといって科学的根拠のない妄言を拡散してはいけない。
すでに「日本は集団免疫が出来ている」というのに科学的根拠が何かあるのだろうか。武漢肺炎はインフルエンザと同じようなものだ、と発言している諸氏に科学的な根拠があるのだろうか。
武漢肺炎は確かにコロナを纏ったウィルスだが、決してコロナを纏ったインフルエンザと似たようなものだ、とはいえない。感染手段としてコロナの突起を利用するウィルスに分類されているだけだ。
集団免疫が成立するには60%程度の感染者が必要だというが、日本の感染者がそれほど高率に達している、との報告を目にしたことはない。未だに数%の感染率ではないか。
果たして「都内の企業1社に勤め」る社員の4割に相当する50人が「集団感染」したという事実を集団免疫で説明できるのだろうか。そもそも集団免疫を獲得しているのなら集団感染など起きねはずはないし、クラスター感染もあり得ない。
そして深刻な武漢肺炎の後遺症と思われる各種疾患に悩む人たちの苦悩を蔑ろにする「インフルエンザと同じ」発言は無責任極まりない。それは四本足で移動する動物はトラであれ牛であれすべて同じだ、と発言しているのと大差ない。牛だと思って近づいてトラに喰われてはかなわないではないか。
そういった類の発言者は医療現場で武漢肺炎の患者の治療に当たっている医療従事者の労苦を鼻で笑っているのと同じだ。それは経済を回すために「GO TO トラベル」を強行した安倍自公政権も同じだ。果たして全国に蔓延している現実を「GO TO トラベル」推進者たちはいかに考えているのだろうか。経済を回すために多少の犠牲も已む無し、とでも腹の底で思っているのだろうか。
政府はなぜ感染症対策の分科会に似非・評論家や似非・経済学者を入れたのか。感染症を徹底的に収束させるのが、まずは政府の役目ではないか。「健康と命」を守ると安倍氏は何度も発言したが、その結果が「GO TO トラベル」では矛盾しないか。いや自身の政策選択が矛盾していないと思えるほど、お粗末な頭脳をしているのか。
なぜ徹底した収束策を採ろうとしないのか。「検査と隔離」以外に感染症を抑え込むことは出来ない。PCR検査は誤差があるから無駄だ、と発言する評論家諸氏が感染拡大を招いている。
特効薬が開発されていない現在、「検査と隔離」で感染拡大を抑え込む以外に、国民がかつての日常生活を取り戻す方途はない。国民の移動を促すような政策など愚の骨頂だ。