最長在職日数を達成した日に退陣話が出るとは、総理大臣職はスキージャンプと同じか。

25日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)では、安倍晋三首相が2週間続けて東京・信濃町の慶応大病院で検査を受けるなど健康問題が浮上していることを報じた。
 現状について政治ジャーナリストの田崎史郎氏(70)は「非常に深刻で、安倍総理の体調がこれからの日本政治を決めるぐらいの重みを持っていると思って見ています」と語り出した。  そして「先週、今週はまだあれなんですけど、先々週の時点が(体調が)非常に悪くて声がかすれて。痩せてるな、生気がないなという感じだった」と8月以降から体調の変化を感じたという。   MCの羽鳥慎一アナウンサー(49)から「(田崎氏は)頻繁に電話連絡とかされているんでしょうけど、ちょっと心配だなって感じは?」と聞かれると、田崎氏は「僕は持っています、正直」と心配そうに話した>(以上「報知新聞」より引用)



 報知新聞が間接的ながら「安倍退陣近し」を報じている。安倍友スシロー氏がそう「感じ」ているというから確かだろう。
 それにしてもバカにしている。安倍氏の在任期間が最長不倒距離を達成した途端の「退陣」予報だ。なぜ六月に国会が閉幕になった時にサッサと辞めなかったのか。

 国政を何と心得ているのか。国会で国民の代表たる国会議員に説明すべき事項はヤマほどあるではないか。
 たとえば今月16日に尖閣諸島に中国漁船が大挙して押し寄せると、中共政府が「公表」した時に、日本はいかに対応するのか、国会で安倍氏が説明すべきだった。

 そして5EYESに日本も加わると河野外相が表明したようだが、6EYESの一翼を日本が担うことは、これまでの親中策とは一線を画す、という重要な対中外交路線の転換だ。そうした転換に際して安倍氏は国会で報告し、その経緯と極東アジアの安定と日本の未来に関して見解を述べるべきではないか。
 そうした事は一切なく、河野外相に一任したまま退陣を決めてはならない。立つ鳥後を濁さず、という。散々身内優先で政治を私物化して来た安倍自公政権は後始末くらいキチンとつけて官邸を後にすべきだ。

 それにしても腐り切った元・ジャーナリストだ。安倍氏に近いことを隠しもしない現・政治評論家とは一体何だろうか。安倍氏の個人的な広報担当とでもいうへきか。そんな人物をいつまでテレビに出し続けるつもりなのか。
 いや報道機関は公平の原則すら失念して、翼賛体制に凝り固まってしまったいたのを忘れていた。安倍氏の個人的な広報官がテレビに出続けている、という腐り切ったマスメディアの実態を私たちは日々目撃させられている。現状こそが歪んでいることを、私たちは忘れてはならない。決して日本の現在の報道機関は公正でも公平でもない。

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