地球が丸い限り北朝鮮のミサイル防衛にイージス・アショアは役に立たない。

秋田、山口両県に配備する予定だった陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、河野太郎防衛相が配備を停止する方針を表明した。秋田での反発を招いたうえに、最終的には技術的な不備が判明し、事実上撤回に追い込まれた。安倍晋三首相が繰り返し必要性を主張してきたイージス・アショアの配備停止で政権の一層の求心力低下は避けられない状況になり、日本の安全保障の根幹を揺るがす事態となった>(以上「毎日新聞」より引用)



 このブログでイージス・アショアは日本のミサイル防衛には役に立たない、と断じて来た。それはイージス艦を日本海に常時配備し運用してこそミサイル防衛が出来るからだ。
 なぜなら地球は丸く北朝鮮は日本からそれほど離れてないからだ。北朝鮮が日本をミサイル攻撃した場合、ミサイル発射の段階で攻撃を把握しなければ数分で到達するミサイルを迎撃することは困難だ。

 イージス・アショアでは北朝鮮ミサイルが30キロ程度上昇して初めて攻撃を察知できる。地球が丸いことからそうなる。だから日本海にイージス艦を配備してこそ「日本のミサイル防衛」に意味がある。
 ただし「米国のミサイル防衛」となると違ってくる。山口県と秋田県に設置したイージス・アショアはハワイとグアムに向けた北朝鮮ミサイルを察知するのに好都合だし、既に30キロ程度上昇していても到達まで数十分もかかるため、迎撃に必要な詳細な軌道計算をする時間の余裕は充分ある。だから「米国のミサイル防衛」には有効だ。

 しかしここに来て日本の防衛省がイージス・アショアの設置を撤回したのは米国側のミサイル防衛網が完成し、日本のイージス・アショアを必要としなくなったからではないか。
 防衛省が迎撃ミサイルブースターが民間地に落下する可能性があることが分かったから、という設置を撤回する理由は屁理屈にすらならない。当初から迎撃ミサイルの性能と仕様は解っていたはずではないか。

 さらに防衛省はイージス艦を運用すればイージス・アショアは必要ないと解った、と馬鹿げた発言までしている。日本の防衛省はそれほどガラクタなのか。地球は丸いことまで承知してない、というのか。河野防衛相はいい加減国民に嘘を吐くのを止めたらどうか。

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