都立高校の閉校を決めるのなら、学生の学力低下を招かない手立てを講じよ。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都教育委員会は1日、4月の新学期から再開する予定だった都立高校特別支援学校など都立学校の休校措置の延長について、5月6日まで延長する方針を決めた>(以上「朝日新聞」より引用)



 武漢肺炎の感染拡大が止まらない。東京都では連続60名以上の新規感染患者が見つかっている。それに伴ってか、都教委は「都立高校特別支援学校など都立学校の休校措置の延長について、5月6日まで延長する方針を決めた」という。
 何度もこのブログに書いているように、武漢肺炎の感染拡大を阻止するには実態を把握した上で対策を講じるべきだ。学校を介して武漢肺炎が感染拡大しているのなら、学校閉鎖は有効だ。しかしそうでないなら学生の学力低下を招くだけで、無駄なことだ。

 日本の検査数はドイツの1/17以下だという。検査能力は一日当たり8,000検体あるといわれているが、実際は数百程度しか検査していない。それでは武漢肺炎の感染実態を把握することは出来ない。
 菅官房長官が二月の上旬に「マスクは一週間後には十分に供給できる」と発言していたが、未だに市中の店頭から姿を消したままだ。国民に「自粛」や「自己防衛」を求めながら、武漢肺炎感染から身を守る最低限のマスクや消毒液すらない、というのはお粗末に過ぎはしないか。

 それで安倍氏が「各家庭に二枚ずつ布製のマスクを配布する」と宣言するに至った。しかし「直ちに」ではなく、それもまた「お役所仕事」で「来週」から感染拡大している「都市部優先」に配布するという。
 しかし地方の山間僻地に暮らす者にとって、感染拡大の温床になっていると指摘されて久しい歓楽街の一斉PCR検査すら実施されていない。そこで遊んでいた有名な高齢芸人が武漢肺炎で死亡したことから、当局も歓楽街の従業員を一斉検査するのかと思ったが、そうでもないようだ。ただ「感染経路の判明しない患者が増えている」と「危機感」を煽るだけだ。

 武漢肺炎ウィルスが「人から人へ」感染するのなら、感染経路が辿れないわけがない。ただウィルス感染者が無症状のまま検査を受けないで野放しになっているとしたら「感染経路をたどる」ことは出来ない。
 つまり「そういうこと」なのだろう。無症状の武漢肺炎ウィルスの感染者が都会の歓楽街を彷徨しているのだろう。それは東京だけでなく、大阪も然りだろう。

 都立高校をさらに一ヶ月以上も閉校にして、学生の学力低下を防ぐ手立てを考えているのか。小分けにしてスクーリングを実施するなど、方策を立てた上で政策は実施すべきだ。

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