言葉遊びはたくさんだ、「緊急対策」は現金給付と消費税廃止で決まりだ。

<安倍首相は1日午前の参院決算委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急経済対策について、来週中にまとめる考えを示した。委員会室では閣僚席や議員席の間隔を広げるなどの感染防止策が取られ、首相はマスクを着けたまま答弁した。

 首相は緊急経済対策に関し、「我が国の経済に甚大な影響が懸念される。来週に対策を取りまとめ、前例にとらわれることなく、経済、金融、財政を総動員して思い切った措置を講じていく」と強調した。

 規模については「(2009年の)リーマン・ショック時の対策を上回るかつてない規模」と改めて表明し、財源を賄うため国債を追加発行する考えを示した。自民党の足立敏之、西田昌司両氏の質問に答えた>(以上「読売新聞」より引用)



 「かつてない規模」だの「リーマンショック対策時を上回る規模」だのとの言葉はどうでも良い、実効性のある経済対策を早急に立てなければ日本経済は大恐慌に陥る可能性が高い。リーマンショック時はサブローン破綻により「金融工学」と称する金融詐欺が破綻したものだったが、今回は経済そのものが停止するかつてない需要と供給の喪失による大不況が起きている。
 武漢肺炎騒動で「自宅待機」と「都市封鎖」により、経済は完全に失速した。前年10-12月期の年換算GDP-7.1%もの大失速は消費増税によってもたらされていたが、それにオンする形で武漢肺炎不況が世界規模で起きている。その終息は未だ予測不能で、深刻な影響は日々増大している。

 安倍首相は緊急経済対策に関し、「我が国の経済に甚大な影響が懸念される。来週に対策を取りまとめ、前例にとらわれることなく、経済、金融、財政を総動員して思い切った措置を講じていく」と強調したというが、「山場はここ一、二週間だ」と二月末に述べ、そして「この三連休が瀬戸際だ」と国民の不安を煽った。
 そして緊急経済対策は三月当初から「直ちにかつてない規模で行う」と空手形を発酵したが、開けてみれば「お肉券」だの「旅行券」だのとお子様のままごと遊びでしかない。国民が直面している困難は「ままごと遊び」とはわけが違う。

 言葉遊びはもう良い。深刻そうな顔も不要だ。安倍氏は実効性のある「現金給付」と消費税廃止を打ち出せば良い。ただそれだけのことだ。
 そして一日も早く退陣して「経団連政権」ではなく、「国民の生活が第一」の政治を行う「国民政権」を実現するしかない。志ある野党議員は小沢一郎氏の許に集結して、小沢政権を樹立しようではないか。

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