WHOがパンデミック宣言する以前から、既にパンデミックだ。

<世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルスの流行はパンデミック(世界的な大流行)になったとの見解を表明した。

 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長はスイス・ジュネーブで開いた記者会見で「COVID-19は今やパンデミックであると言える」と表明。今後、感染者と死者は増えるとの見通しを示し、「コロナウイルスによるパンデミックはこれまで発生したことがなかった」と述べた。

 テドロス氏はまた、新型コロナウイルスの拡大と深刻度、対策不足に対する懸念を表明。一方で、多数の感染者が出ているイランについては、流行の拡大防止に向けて最大限の努力をしているものの、さらなる物的支援が必要だとの見解を示した>(以上「AFPBB News」より引用)



 今更WHOが何を宣言しようが世界的に感染拡大した現状が変わるわけではない。WHOが今はパンデミックではない、いやパンデミックだ、と宣言を変更しようと現状は感染拡大の一途だ。
 WHOが本当になすべき仕事は一月の早い段階で中国の現状を世界に伝えて、感染がパンデミックになる可能性が高い「緊急事態」である、と警鐘を鳴らすことだった。そうした鉱夫が頼りにするカナリアの役目を果たさなかったWHOにいかなる役目を期待するというのか。

 WHOがいつでも動員できる医師群を抱えているわけでもなく、世界的な感染拡大に対応する感染グッズを備蓄しているわけでもない。感染患者を一時的に収容できる病院船を保有しているわけでもない。
 つまり世界的な感染拡大に対処できる実働部隊を何も持たないWHOはカナリアの役目を果たすしか出来ない、という認識をWHO自身が持つべきだった。それが何を思い上がったか、中国へ感染視察に行って間抜けな会見発言しかしなかった。それが世界的に新型コロナウィルスの感染拡大をもたらしたといっても過言ではない。

 「WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長はスイス・ジュネーブで開いた記者会見で「COVID-19は今やパンデミックであると言える」と表明。今後、感染者と死者は増えるとの見通しを示し、「コロナウイルスによるパンデミックはこれまで発生したことがなかった」と述べた」というが、そんな新型コロナウィルスの感染拡大に対する感想など聞きたくもない。
 一月初旬の段階で「今後、感染者と死者は増えるとの見通し」だと新型コロナウィルス感染を恐れたのは私だけではなかったはずだ。それを「大したことではない」などと間抜けなコメントをしたから爾来WHOを一切相手にしなくなっただけだ。

 国連にはこうした手合いの機関がゴマンとあるのではないだろうか。一体誰が国連の事業を統制し、監査しているのだろうか。いや、そもそも国連とはいかなる存在なのだろうか。世界平和を希求する、と国連憲章で謳っている割には、国連創立以来70以上も世界中で戦争の切れ間はないし、それらの戦争に必ず国連の「常任理事国」のいずれかが関与している。だから私は国連のことを「戦勝国クラブ」と揶揄している。
 世界平和に寄与しない国連と同様に、WHO世界人類の健康に寄与しない「世界保健機関」なのだろうか。今更パンデミック宣言など、気の抜けたビール以下だ。

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