「ゆるキャン」ブーム到来を歓迎する。
<ドラマ「ゆるキャン△」は女子高生たちが緩やかにキャンプを楽しむ姿を描いた、あfろさんによる同タイトルの漫画が原作。2020年1月からテレビ東京「木ドラ25」枠で放送されており、ヒロシさんは第3話でラジオパーソナリティーとして声の出演を果たしていましたが、今回はソロキャンパーのヒロシとして第8話と第11話に登場予定とのことです。
ヒロシさんは2000年代前半に「ヒロシです」のネタでブレイクし、近年では趣味と実益をかねたキャンプ動画のYouTuberとしても活躍中。YouTubeチャンネル「ヒロシちゃんねる」はチャンネル登録者数60万人を突破しており、2019年9月には自分専用のキャンプ場をつくるために山林を購入したことが動画で明かされていました。完全にガチ勢。
この発表にファンからは「ソロキャンガチ勢来るのは楽しみ!」と放送を心待ちにする声や「待ってましたあああ」と興奮する声も。他にも、ヒロシさんの“キャンプ愛”を知るファンからは「なんなら1話まるまるヒロシ回でも」というリクエストも届いていました>(以上「ねとらぼ エンタ」より引用)
キャンプが秘かなブームだという。安倍自公政権が推進しようと企むIRとは真逆に位置する自然派のレジャーだ。
そのキャンプブームの旗手というべき「ひろし」氏のyou tubeの再生回数に私も一役買っている。これという魅力はないが、暇な時間にひろしと共に焚火台の炎に見入ってしまう。
しかし何でも良いことばかりではない。不心得者が必ずいる。道の駅の駐車場で勝手に「ゆるキャン」をやる者や、直火を禁じているにも拘らず地面に直接キャンプファイアーを焚いてしまう者、果ては燃えカスや灰を放置する者などが後を絶たないようだ。
そして地方自治体もキャンプ場で「火を焚くな」と焚火を禁じているところも多い。だからひろし氏は自身で自分のキャンプ場として東京近郊の山林を購入したようだ。
自然と親しむことは悪いことではない。日頃の喧騒や人間関係や仕事から離れて、自然の中に身を置いて、不便なキャンプを楽しむことこそが本当のレジャーだ。ホテルという密閉空間に缶詰めになってギャンブルにうつつを忘れるカジノの不健全さと比較するまでもない。
しかし大資本やホテル業者にとってキャンプ場は商売仇かもしれない。だから行政がキャンプ場を整備しようとすると圧力を掛けたり邪魔したりするのだろう。しかし日本国民の健全な育成のためにも、適切なキャンプ場は必要だし、ルールを守って自然と触れ合う機会を日本国民が持つのは良いことだ。
辺境地や中山間地の「自然の魅力」を知らしめる絶好の機会でもある。施設さえ整備しておけば、現代の若者はyou tubeで「ひろしチャンネル」などを見て、正しいキャンプの仕方を学ぶ。
すべてのゴミを持ち帰るのは当たり前として、気に入った焚火グリルなどを持ち帰るのは当然だとして、灰の始末や自然にダメージを与えない焚火の仕方も「ゆるキャン」愛好家たちはyou tubeで学んでいるはずだ。
青少年の健全育成、と銘打ってしかめっ面した大人たちが会議をするよりも、焚火の出来るキャンプ場を整備することの方が遥かに役に立つ。もちろんキャンプ場には自然の脅威を教えることも必要で、天気が急変した場合に避難するシェルターも必ず設置しておく必要があることも付記しておく。