世界保健機構の名に値しないWHOの存在は迷惑だ。

中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスについて、仏紙ルモンドは29日、世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言を出さないよう中国が圧力をかけていたと報じた。WHOは宣言を見送っているが、代わりに国際的な専門チームが現地入りする合意を中国から得たとしている。
WHO2223日の緊急会合でウイルスによる感染拡大が「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」に当たるかを議論した。緊急会合には日米中などの21人が名を連ねていたが、同紙によると、この場で中国の代表者が「宣言は問題外である」との主張を繰り広げた。中国の「同盟国」からの反対もあったという。
会合では激しい議論が交わされ、結局WHOは「時期尚早」との理由で見送った。テドロス事務局長は会合後の記者会見で「緊急事態に当たるどうかで意見が割れた」と説明した。
緊急事態宣言は「他国に公衆の保健上の危険をもたらす」などとWHOが判断した場合に勧告と合わせて出す。勧告に拘束力はないものの、世界に広く危機を知らせる意味合いがある。移動や貿易の制限で、関係国が経済的な打撃を受ける場合もある>(以上「日経新聞」より引用)



 このブログで当初より武漢市で起きた新型コロナウィルス感染による肺炎患者の増加に対するWHOの「緊急事態に当たらず」との判断に疑義を呈してきた。それが仏紙ルモンドの29日の報道で裏付けられたようだ。ルモンド氏は世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言を出さないよう中国が圧力をかけていたと報じている。
 ルモンド氏は記事で「WHO2223日の緊急会合でウイルスによる感染拡大が「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」に当たるかを議論した。緊急会合には日米中などの21人が名を連ねていた」が、同紙によると「この場で中国の代表者が「宣言は問題外である」との主張を繰り広げた。中国の「同盟国」からの反対もあったと報じている。

 国連の機関でそうした事が起きているとは。新型コロナウィルス感染による肺炎は「劇症型」で激しい咳で肺が壊れて死に到る。幸いにも死を免れても後遺症が残ることで知られている。そうした人類がこれまで経験したことのないコロナウィルス感染による肺炎の蔓延という事態を目の前にして、WHOこそが緊急事態宣言をして新型コロナウィルスを武漢に封じ込める緊急措置に出るべきだった。
 しかし能天気な買収大好きな理事たちによってWHOは「緊急事態に当たらず」との判断を世界へ向けて宣言した。これは多くの人たちを新型コロナウィルスの感染の危険を増大させることでしかない。もはやWHOは「世界保健機構」の名を返上すべきだ。「買収大好きナンチャラ機構」の名に変えるべきだ。

 国連は余りに腐敗している。世界的な機構として機能しているとは思えない。慰安婦に関しても「ナンチャラ女性委員会」は学術の名に値しない研究成果を基にして日本の過去を批判した。それは韓国のロピストたちの成果というべきなのか、日本の外務省の無能ぶりの結末というべきなのか。
 しかし学術の名に値しないのは慰安婦だけではない。気候温暖化もまさにその通りだ。国連が後押しして国際的な運動になったため、日本ではレジ袋が有料化される。しかしゴミを入れるビニール袋は依然としてそのまま使われる、というから何のことやら、だ。

 WHOの緊急事態宣言は「他国に公衆の保健上の危険をもたらす」などとWHOが判断した場合に勧告と合わせて出す。勧告に拘束力はないものの、世界に広く危機を知らせる意味合いがある」とルモンド紙にある通りだ。そして「移動や貿易の制限で、関係国が経済的な打撃を受ける場合もある」と報じているのもその通りだが、経済活動と人類の命とどちらが大事かは議論の余地はないはずだ。
 WHOの面々は自己と世界の経済活動を優先した。それでも「世界保健」を司る「機構」なのか。緊急事態宣言を回避した委員諸氏は辞任すべきだ。

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