新型コロナウイルスに対するWHOの甘い判断を叱る。

<中国当局は23日、新型コロナウイルス流行の中心地である中部・湖北(Hubei)省の武漢(Wuhan)で開始していた交通遮断措置を、周辺地域にも拡大した。対象地域の人口は約2000万人。既に他国にも感染が広まったウイルスのさらなる拡大を食い止めるため前代未聞の措置が講じられた。

 当局は同日、人口1100万人の武漢から出発する航空便や鉄道の運行を無期限で停止し、市外に向かう有料道路などを封鎖。市内に取り残された人々の間には恐怖とパニックが広がった。

 その後、近接する黄岡(Huanggang)市の当局も鉄道などの公共交通機関の運行を24日午前0時をもって停止すると発表した。黄岡は武漢から70キロに位置し、人口は約750万人。市内では映画館、インターネットカフェ、中央市場も閉鎖される。

 人口110万人の湖北省鄂州(Ezhou)市も鉄道駅の閉鎖を発表。さらに、人口約100万人の利川(Lichuan)を含む同省3都市でも、公共交通機関や道路の利用制限が発表された。

■中国内外で対応措置

 首都北京市当局は23日、ウイルス拡散を防止するための全国規模での取り組みの一環として、市内で複数予定されている大規模な春節(旧正月、Lunar New Year)のイベントを中止すると発表した。

 またアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)にある、利用者数が世界最多規模のドバイ空港(Dubai Airport)は同日、中国から到着する全乗客に対し、体温検査を実施する方針を示した>(以上「AFPBB News」より引用)



 中国で新型コロナウイルス流行の武漢市で市民の移動が厳しく制限されているという。戒厳令並みの規制で鉄道駅や空港などが閉鎖され、武漢市内では食料品などが10倍に跳ね上がっているそうだ。
 地図で確認されれば解るように、武漢は華南・華中・華北という旧中国の中心の交通の要衝にあり、人口1100万人の大都会だ。その武漢市を封鎖するというから中共政府の本気度が分かるというものだ。

 また「近接する黄岡(Huanggang)市の当局も鉄道などの公共交通機関の運行を24日午前0時をもって停止すると発表した。黄岡は武漢から70キロに位置し、人口は約750万人。市内では映画館、インターネットカフェ、中央市場も閉鎖される」というから、新型コロナウイルスの蔓延を防ぐためにいかなる措置も辞さない考えのようだ。
 しかし、それならなぜ新型コロナウイルスによる感染症と思われる肺炎患者が出た最初の段階で中共政府は世界保健機構に直ちに報告しなかったのだろうか。武漢から海外へ出国した人に新型コロナウイルスによる肺炎患者が出て、事態が拡大してからの対応は感心できない。初期対応こそが感染症の蔓延防止に有効だからだ。

 日本政府の対応も極めて鈍い。武漢から直通便の空路閉鎖を直ちに行い、空港や港湾での入国者の防疫に最高の警戒態勢で臨むべきだ。新型コロナウイルスによる肺炎の特効薬はなく、対症療法で恢復するのを待つしかないから、日本国内でも感染症が蔓延すると厄介なことになる。
 新型コロナウイルスが変異して人から人に感染することは確認されたようだが、いつ新型コロナウイルスが変異して毒性を強めるか解らない。ウィルスは環境により変異を繰り返すものだからだ。現在の新型コロナウイルス肺炎患者の低い死亡率から決して甘く見てはならない。

 世界保健機構WHOは患者の殆どが中国国内として、緊急非常事態宣言を見送った模様だが、そうした甘い判断こそが世界的なパンデミックに繋がる可能性を高める。日本政府はWHOの判断に従うことなく、万全の防疫体制を敷くことだ。

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