観光地は中国人観光客の激減を奇貨とせよ。

中国湖北省武漢市で確認された新型コロナウイルスを巡る問題で、中国から海外への団体旅行が27日から一律に停止されると現地メディアが報じた。25日の春節(旧正月)にあわせて多くの中国人観光客が来日する書き入れ時に重なり、旅行停止が長引けば観光業界に深刻な影響を与えかねない。各地の店やホテルなどからは不安の声が上がっている>(以上「毎日新聞」より引用)



 中国で新型コロナウィルスによる感染症が蔓延して、中共政府が団体旅行を禁止したため、春節の中国人観光客を当て込んでいた日本各地の観光地が落胆しているという。その図は中国観光客の爆買いで都会のデパートが賑わっていたが、爆買いブームが終わってデパートが客の減少により相次いで閉店に追い込まれたのと似ている。
 ブームは一過性のものでしかない。永遠に続くブームなどない。中国人観光客を当て込んだ観光地の思惑はいつかは外れる類のものだ。その時に、中国人観光客を優先して、日本人観光客を粗雑に扱っていた観光地は日本人客がいなくなっていることに愕然とするだろう。

 各地のホテルや観光地が愕然とするのは中国で新型コロナウィルスによる感染症が蔓延している事態に手を拱いていたからだ。なぜ国内客相手にダンピングしてでも空室を出さない措置を直ちに取らなかったのだろうか。
 観光地なら近隣の観光地と連携して、日帰り国内客用の観光地ラリーなどの「周遊券」発売などを仕組まなかったのだろうか。中国での新型コロナウィルスによる感染症の蔓延は簡単には終息しないと見るべきだ。コロナウィルス感染により2002年11月に中国で発生した重症急性呼吸器症候群SARSが終息したのは翌年7月のことだった。東京五輪などと浮かれている場合ではない

 国内の日本人客を粗雑にして、日本人離れした観光地は著しく衰退すると見なければならない。中国観光客を優先していたホテルなどは日本人客が見放している事態に直面するだろう。それも因果応報というものだ。
 そして外国人客を当て込んだIR法がいかに荒唐無稽な政策が、これで明らかになっただろう。安倍氏が「IRを経済成長戦略の一環とする」と発言していたことが、いかに空疎空論かがご理解いただけるのではないか。外国人観光客を増加させて観光立国するなどと叫んでいた似非・イベント屋などは彼らが言っていた外国人とは中国人と韓国人でしかなかったことが明らかになり、それら反日国家を当て込んだ観光事業など「事業」として当てにすることが間違いだと素人でも解ることではないだろうか。

 ブームは確かに一過性のものだが、その一過性のものを当て込む愚かな経営者は会社を破綻に導くものでしかない。国家としても、外国人観光立国などと馬鹿げたことをノタマっていた政治家諸氏は日本国民を蔑ろにしていたことにお気づきだろうか。
 大挙して押し寄せていた不作法で騒がしい朝鮮人や中国人観光客が去って、全国の観光地は久し振りに静寂を取り戻した。これが以前は「常態」だった。異常な事態に日本人観光客は全国の名だたる観光地を見限った。

 さて、静寂を取り戻した観光地が大人しいが一旦拒絶したら簡単には戻らない日本人観光客をいかにして取り戻すだろうか。それが全国各地の観光地の生き残り策だ。
 大仕掛けの投光器で光を当てて見たり、電飾で飾り立てるのが「イベント」だと勘違いする程度の観光プロデューサーに大枚を支払った観光地も「ブーム」に便乗したものでしかない。琴線に触れない、アッと驚くだけのイベントはわざわざ出掛けるほどのものではない。「ブーム「に浮かれた観光地は「観光」の原点に立ち返る絶好の機会ではないだろうか。

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