安倍自公亡国政権の「危機管理」は以前から地に墜ちているが。

<首相は26日、新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国湖北省武漢市に滞在する邦人について「中国政府との調整が整い次第、チャーター機などあらゆる手段を追求して希望者全員を帰国させる」と言及した。首相公邸前で記者団に語った。政府関係者によると、チャーター機は28日にも、成田-武漢間に定期便を飛ばす全日本空輸が運航する見通し。

 政府がチャーター機を派遣するのは、武漢市が閉鎖されており、邦人が脱出する交通手段がないためだ。

 首相は26日夕、公邸で外務省や厚生労働省の担当者と対応を協議した。首相は「この週末、武漢在住の日本人の意向確認を行い、希望者の帰国に向けた具体的な検討を進めてきた」と説明。「チャーター機などの手当てにめどがついた」とも語り、「中国政府とさまざまなレベルで調整を進めているが、今後一層加速して速やかに帰国を実現させたい」と強調した。

 また、茂木敏充外相は26日夜、中国の王毅国務委員兼外相と電話会談し、邦人退避への支援と情報提供を求めた。王氏は日本の対応に理解を示した。茂木氏は会談後、記者団に武漢市を含む湖北省の在留邦人のうち、約430人と連絡が取れたことを明らかにし、早期帰国に向け全力を挙げる考えを示した>(以上「産経新聞」より引用)



 中国で蔓延している新型コロナウィルスに感染した肺炎に対して、後手後手に回っている日本政府の対応だが、やっと武漢市に取り残されている邦人の救出に全日空機のチャーター便を出すことにしたようだ。
 もとより、中共政府がコロナウィルスによる感染症の初期の段階で確たる対応を行わなかっただけでなく、隠蔽していた節すら窺えるのは論外だ。そして国連のWHOが緊急事態宣言を速やかに行わず、中国からの出国制限や各航空路の閉鎖などを迅速に決定しなかったことは万死に値する。

 武漢から発生した新型コロナウィルスによる感染症はこれから更に拡大するだろう。なぜならウィルスは絶えず変異して感染力や毒性を高めるものだからだ。
 日本国内で四人目のコロナウィルスに感染した肺炎患者が出たようだが、彼も武漢から22日に日本へやって来た観光客のようだ。28人のツアー客と共にバスで敢行していたようだ。愛知県の病院に入院しているという。

 中国武漢市で新型コロナウィルスによる感染症が発見されたのは昨年12月のことのようだ。春節に入る以前の20日過ぎには既に武漢の病院は千人以上の患者でごった返していたという。
 武漢市が閉鎖されたのは24日の春節当日だ。中共政府の対応がいかに遅れていたか、お解りだろうか。閉鎖以前に日本へやって来た観光客が四人もコロナウィルスの感染による肺炎を発症している。もっと早く中共政府と日本政府は手を打つべきだった。

 武漢市に滞在している邦人救出に異論はないが、彼らもまたコロナウィルスに感染していると疑って、適切・充分な防疫を実施する必要がある。
 そして観光業者などへの忖度よりも、国民の健康の方が大事なのはいうまでもない。中国からの観光客の受け入れを日本政府は当分の間、停止すべきだ。コロナウィルスによる感染症を決して甘く見てはならない。ワクチンもなければ特効薬もない、ただただ治療法として対症療法しかないという現実を重く見るべきだ。安倍自公亡国政権の「危機管理」は以前から地に墜ちているが。

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