IRで胡散臭いのは中国ルートだけか。

カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐり、収賄容疑で逮捕された衆院議員秋元司容疑者(48)。
 たびたび資金疑惑が取り沙汰され、東京地検特捜部は「複数の線」で内偵を進めてきた。10年ぶりの国会議員逮捕となったIR汚職。秋元容疑者は不正を全面否定しており、特捜部は増援態勢を維持し、解明に当たる>(以上「時事通信」より引用)


 上記記事は超大作のほんの一部だけだ。マスメディアは必死ぶりにある種の違和感を覚えるのは私だけだろうか。どうやら検察とマスメディアは中国企業のIR利権参入ルートを潰に掛かっている、としか思えない。
 改めて指摘するまでもない。特捜部はGHQの肝煎で「赤狩り」のために設置された部署だ。今でも「御上は米国」との遺伝子が生きている。だから米国抜きで中国との関係を修復した田中角栄氏が米国からの「コーチャン」情報で失脚させられた。
 小沢一郎氏も「陸山会政治資金報告書」の「期ズレ」で捜査され、東京地検とマスメディアの「政治とカネ」のプロパガンダの大合唱で殆ど手中にしていた総理大臣の椅子を奪われた。しかし、田中氏も小沢氏も結局は無罪になっている。

 秋元氏は無罪にはならないだろうが、安倍氏が「桜を見る会」の5,000万円以上の公金で開催された大園遊会で私的な後援会員を「おもてなし」していたのと比べればケタが一つ少ない可愛いものだ。
 中国企業ルートが暴かれたなら、IRに触手を動かしているもう一つのルート・米国のものはどうなっているのか。突如として横浜市長が誘致を宣言した竹下埠頭こそ安倍氏がトランプ氏と約束し、官房長官が動いた米国ルートだ。そこに贈収賄は皆無なのだろうか。

 そして大阪の埋め立て地にIRを誘致しようとしている維新の党の連中も米国ルートを想定している。しかしいずれにせよ、地方経済活性化どころか、治安の悪化やホームレス対策などで税の出費だけが増える愚策・カジノリゾートなど中止すべきだ。
 もっと健全な経済活性策を政治家は打ち出すべきだ。駅前博奕場のパチンコや競輪・競馬、競艇にオートレースに宝くじと、日本中に博奕場の地方自治体だらけなど、先進国では日本だけではないか。

 江戸時代、博奕はご法度だった。勤勉こそが貴ばれた。安易な財源として政府は博奕に寛容だ。しかし博奕が日本国民を根底から蝕んでいることを忘れてはならない。
 IR法で生活を破綻させ、身を持ち崩すのは多くは日本国民だ。こんな悪法は潰すに限る。もっと健全な方法で地方創生すべきで、経済成長に資さない博奕場を経済成長の柱の一つに据える安倍自公亡国政権も潰すに限る。

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