国民・有権者はもっと賢く政治家を選ぼう。
<台風15号への県の対応を検証する有識者の会議で、千葉県は20日、森田健作知事が発災直後の9月11、13日に私用で都内へ行っていたことを明らかにした。森田知事は同会議後の報道陣の取材に、自身の行動について「俺が悪かった。すいません。何を言われてもしょうがない」と繰り返し頭を下げて謝罪した。
県は検証会議で、発災前後の知事の動きを一覧表で提示。11日に私用で、13日には散髪でそれぞれ都内へ行っていたと明らかにした。これまでも、台風15号が本県を直撃した翌日の10日に芝山町の自宅に戻るなどの行動が批判されていた。
森田知事は報道陣に対し、11日の私用について「相手があることだから」と明言を避けつつ謝罪。「『挽回してくれたな』と思われるよう頑張るので、どうぞお許しください」と、被災者支援に尽力する考えを強調した。森田知事は給与の1割を3カ月間減額して冬のボーナスも1割減らす方針を、既に表明している。報道陣に「減額金額は自分で決めた」と説明した。
検証会議で有識者委員は、マニュアルでは対応できない場面で決断する役割は知事や副知事だとして、県庁を離れたことに再び苦言。一方で、知事が不在の場合や危機対応に精通していない場合でも対応できるよう、各部局を指揮できる権限を持たせた防災専門家を配置することを提言した>(以上「千葉日報」より引用)
千葉県は20日、森田健作知事が発災直後の9月11、13日に私用で都内へ行っていたことを明らかにした、という。その私用とは「散髪」だったそうだ。これまでも、台風15号が本県を直撃した翌日の10日に芝山町の自宅に戻るなどの行動が批判されている。
台風15号への県の対応を検証する検証会議で有識者委員は、マニュアルでは対応できない場面で決断する役割は知事や副知事だとして、県庁を離れたことに再び苦言を呈し、一方で、知事が不在の場合や危機対応に精通していない場合でも対応できるよう、各部局を指揮できる権限を持たせた防災専門家を配置することを提言した、という。
いずれにせよ、選挙で「県民のために粉骨精神勤める」と訴えて当選した知事が、千葉県に相当な被害が及んでいるとされる台風15号対策を疎かにしていたことは明らかだ。県民の被害救済にまず全力を注ぐべき初動での森田氏の挙動は知事としての適性を欠くものだ。
「『挽回してくれたな』と思われるよう頑張るので、どうぞお許しください」と、被災者支援に尽力する考えを強調したというが、口先だけでは何とでも言える。国の総理大臣や官房長官が台風直撃を受けて日本が大災害の最中でも晩餐会に出ていた程度の国だから、県知事ならこの程度でも仕方ないのかも知れない。
日本の政治家の劣化が著しい。それは国会議員だけではない、地方議員でも地方の首長でも、押しなべて呆れる事件が多発している。おそらく、それは政治家個人の資質の問題なのだろうが、彼らを選んだ有権者にも問題がある。
政治家がまるで歌舞伎役者のような世襲制になって久しい。有権者は何代目かの「襲名披露」を待ち焦がれているかのように実績も何もない世襲候補を応援する。或いは実績も何もないタレントを人気投票と勘違いしているかのように熱狂して支持し投票する。それでは当選した世襲候補やタレント候補に資質が備わっていなかったとしても当たり前ではないか。ただ門前の小僧が習わぬ経を読んでいるだけだ。
民主主義は仕組みからして、政治の結果は良しにつけ悪しきにつけ、すべて有権者・国民に帰属する。バカな政治家が集団を塊になれば国民に犠牲ばかり強いて国家を衰退させる「財政規律」政策に邁進する。その衰退する国家の貧困化という結実は国民に跳ね返ってくる。そうした自明の理すら報道しないマスメディアが寡占状態のまま報道を支配し、国民を洗脳している。
政治に不信感を抱いている国民が3/4もいて、安倍内閣支持率が50%近くある、などといった統計学的に説明不能な「世論調査」が堂々とマスメディアによって報道されている。そうした延長線上に世襲議員の襲名披露・当選やタレントの人気投票・当選などが罷り通っている。
国民・有権者は立候補者の顔形やスタイルに目を奪われるのではなく、彼らの主張する政治理念をしっかりと吟味すべきだ。そして彼らの立場がグローバル化か反・グローバル化かくらいは自身の頭で判断しようではないか。
IRで地域活性化を、などと訴えるのは大バカ者だ。日本の由緒ある観光地の観光資源は千年以上の歴史を積み重ねているが、博奕場が千年以上の「活性化」を地域にもたらすと考えているのか。その場しのぎの刹那的な泡銭を懐に入れれば良い、と考えている海外の「カジノ王」を国内に手引きして、愚かな政治家たちは一体何をやらかそうとしているのか。国民・有権者はもっと賢くなろう。
県は検証会議で、発災前後の知事の動きを一覧表で提示。11日に私用で、13日には散髪でそれぞれ都内へ行っていたと明らかにした。これまでも、台風15号が本県を直撃した翌日の10日に芝山町の自宅に戻るなどの行動が批判されていた。
森田知事は報道陣に対し、11日の私用について「相手があることだから」と明言を避けつつ謝罪。「『挽回してくれたな』と思われるよう頑張るので、どうぞお許しください」と、被災者支援に尽力する考えを強調した。森田知事は給与の1割を3カ月間減額して冬のボーナスも1割減らす方針を、既に表明している。報道陣に「減額金額は自分で決めた」と説明した。
検証会議で有識者委員は、マニュアルでは対応できない場面で決断する役割は知事や副知事だとして、県庁を離れたことに再び苦言。一方で、知事が不在の場合や危機対応に精通していない場合でも対応できるよう、各部局を指揮できる権限を持たせた防災専門家を配置することを提言した>(以上「千葉日報」より引用)
千葉県は20日、森田健作知事が発災直後の9月11、13日に私用で都内へ行っていたことを明らかにした、という。その私用とは「散髪」だったそうだ。これまでも、台風15号が本県を直撃した翌日の10日に芝山町の自宅に戻るなどの行動が批判されている。
台風15号への県の対応を検証する検証会議で有識者委員は、マニュアルでは対応できない場面で決断する役割は知事や副知事だとして、県庁を離れたことに再び苦言を呈し、一方で、知事が不在の場合や危機対応に精通していない場合でも対応できるよう、各部局を指揮できる権限を持たせた防災専門家を配置することを提言した、という。
いずれにせよ、選挙で「県民のために粉骨精神勤める」と訴えて当選した知事が、千葉県に相当な被害が及んでいるとされる台風15号対策を疎かにしていたことは明らかだ。県民の被害救済にまず全力を注ぐべき初動での森田氏の挙動は知事としての適性を欠くものだ。
「『挽回してくれたな』と思われるよう頑張るので、どうぞお許しください」と、被災者支援に尽力する考えを強調したというが、口先だけでは何とでも言える。国の総理大臣や官房長官が台風直撃を受けて日本が大災害の最中でも晩餐会に出ていた程度の国だから、県知事ならこの程度でも仕方ないのかも知れない。
日本の政治家の劣化が著しい。それは国会議員だけではない、地方議員でも地方の首長でも、押しなべて呆れる事件が多発している。おそらく、それは政治家個人の資質の問題なのだろうが、彼らを選んだ有権者にも問題がある。
政治家がまるで歌舞伎役者のような世襲制になって久しい。有権者は何代目かの「襲名披露」を待ち焦がれているかのように実績も何もない世襲候補を応援する。或いは実績も何もないタレントを人気投票と勘違いしているかのように熱狂して支持し投票する。それでは当選した世襲候補やタレント候補に資質が備わっていなかったとしても当たり前ではないか。ただ門前の小僧が習わぬ経を読んでいるだけだ。
民主主義は仕組みからして、政治の結果は良しにつけ悪しきにつけ、すべて有権者・国民に帰属する。バカな政治家が集団を塊になれば国民に犠牲ばかり強いて国家を衰退させる「財政規律」政策に邁進する。その衰退する国家の貧困化という結実は国民に跳ね返ってくる。そうした自明の理すら報道しないマスメディアが寡占状態のまま報道を支配し、国民を洗脳している。
政治に不信感を抱いている国民が3/4もいて、安倍内閣支持率が50%近くある、などといった統計学的に説明不能な「世論調査」が堂々とマスメディアによって報道されている。そうした延長線上に世襲議員の襲名披露・当選やタレントの人気投票・当選などが罷り通っている。
国民・有権者は立候補者の顔形やスタイルに目を奪われるのではなく、彼らの主張する政治理念をしっかりと吟味すべきだ。そして彼らの立場がグローバル化か反・グローバル化かくらいは自身の頭で判断しようではないか。
IRで地域活性化を、などと訴えるのは大バカ者だ。日本の由緒ある観光地の観光資源は千年以上の歴史を積み重ねているが、博奕場が千年以上の「活性化」を地域にもたらすと考えているのか。その場しのぎの刹那的な泡銭を懐に入れれば良い、と考えている海外の「カジノ王」を国内に手引きして、愚かな政治家たちは一体何をやらかそうとしているのか。国民・有権者はもっと賢くなろう。