巨悪を眠らせてはならない。

<臨時国会が9日に閉幕した。立憲民主党など野党5党派は内閣不信任案の提出を見送り、「桜を見る会」をめぐる論戦は来年の通常国会に持ち越しとなる。この「桜を見る会」をめぐってはいくつかの問題が指摘されている。

*安倍首相の後援会関係者などが多数招かれ税金の私物化ではないか

*不適切な人物が招待されていたのではないか

*さらに、招待者の名簿やデータが廃棄され検証ができない、といった問題など。

安倍政権は、国会で説明責任を果たしたと言えるのだろうか。

    ◇

菅官房長官も「残念ながら国民から理解されてないということも承知している」と話していて、説明が十分でないことを認めている。野党側は国会閉会後も追及を続ける構え。

野党側が問題視する最大のポイントは、「桜を見る会」をめぐる問題を検証するための名簿など公文書が残っていないこと。

政府がサーバーに残っていたバックアップデータについて、行政文書ではないとの認識を示したことについて、専門家からは「公文書は国民の知的資源であるということを理解していない説明だ」と政府の姿勢に疑問が投げかけられている。

また悪質なマルチ商法で行政指導を受けた「ジャパンライフ」元会長が首相枠で招待されたのではないかという疑問も残されたまま。

そして、安倍首相が会を私物化していたという批判に対しては政府は、これまで招待基準の明確化や招待人数などの見直しを行うと説明してきたが、菅長官は9日、来年夏の概算要求までに行う考えを明らかにした。

ただ、野党側は「見直しをすればいいという問題ではない」と反発していて、安倍首相が予算委員会などに出席する来年の通常国会こそが追及の本番だと意気込んでいる>(以上「NNNニュース」より引用)


 安倍氏は「説明」をして来年度を「中止」すれば、「桜を見る会」問題は終わりだ、というのだろう。しかし「桜を見る会」の招待者名簿を「隠蔽」し、大量の安倍後援会の大宴会を「桜を見る会」の国費で開催していた疑惑はシュレッダーで消え去ったわけではない。
 内閣府から名簿が「廃棄」してないのなら、下関市の「安倍後援会」から名簿を出してもらうしかない。そしてその一人一人に「桜を見る会」に招待されるべきいかなる「功労」があったのか、安倍氏の口から説明して頂くしかない。

 安倍後援会には850人もの「桜を見る会」に招待すべき「功労者」たちがいて、他の政治家諸氏には「功労」ある人たちが極めて少ない、というのも解せない。まさか野党国会議員支持者に「桜を見る会」に招待すべき「功労者」が皆無だとは言わせない。
 日本は法治国家だ。特定の人たちだけが国費の恩恵に浴してはならない。行政はすべての国民に平等でなければらない。そうした行政の大原則が蔑ろにされている安倍自公政権の「政治の私物化」が「モリ カケ」疑惑から連綿と「伝統芸」ででもあるかのように繋がっている。

 いや「政治の私物化」の安倍自公政権の「伝統芸」はもっと根が深い。「構造改革」と称する一連の政治はすべて安倍友に対する優遇政策ではないか。34.5万人外国人労働移民もすべて派遣事業者を通して行う、という派遣業者優遇策で、その最大の派遣事業者こそ竹中平蔵氏が会長職を務めるパソナではないか。
 安倍自公政権が強行したIR法もトランプ氏の最大のパトロンであるラスベガスのカジノ経営者への手土産だと噂されている。一事が万事、安倍自公政権は日本を壊して私物化し、利権を我がモノとして恥じない腐敗の極みに「桜を見る会」の安倍後援会・東京ツアーの利用がある。断じて、このまま幕引きをしてはならない。

 断っておくが、安倍ヨイショの愚かな評論家が「鳩山政権下でもあった」と批判しているが、鳩山政権下でもあったから安倍政権下であっても問題ではない、という論理にはならない。政治の私物化はすべてアウトだ。鳩山政権下がいかがわしい、というのなら与党政治家諸君は鳩山政権下の「桜を見る会」を調査すべきだ。そして鳩山氏を告発すべきではないか。
 野党国会議員諸氏は今後とも安倍政権下の「桜を見る会」を徹底調査して、政治の私物化や政治資金規正法に抵触するヶ所や公職選挙法に抵触するのなら、安倍氏を告発すべきではないか。国民は税務署により徹底調査されて不正はすべて追徴されている。誰であろうと、政治家諸氏の不正が見逃されて良いわけがない。断じて巨悪を眠らせてはならない。

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