政権長くして尊しとせず。

鳩山由紀夫元首相は20日、東京都内で開かれた会合で、旧民主党政権下の2010年に開催した「桜を見る会」に地元支援者を招待していたと明らかにした。記者団の質問に、人数は分からないとした上で「数十人のオーダーだと思う」と述べた。
 当時首相として桜を見る会を主催した鳩山氏は「会を利用して大々的に選挙活動をやろうという発想だったわけではない」と述べ、前日に夕食会を開いていた安倍晋三首相とは異なると強調した。
 首相推薦枠の存在は聞いておらず、招待者の選定にも関与しなかったと説明したが「他の議員よりは大勢を招いていたのではないか」と語った>(以上「毎日新聞」より引用)


 「桜を見る会」問題に関連して、民主党時代の首相・鳩山氏も2010年の「桜を見る会」に自問支援者を招待していた、と本人が明らかにした、と報じている。下種なテレビ・コメンテータのような記者たちだ。
 物事には「時効」がある。時を遡って罰することの困難と利益の少なさを鑑みて、現状を優先しようというのが「時効」の概念だ。

 安倍政権になって7年も続いている。それ以前の民主党政権時代を引き合いに出すのは「時効」だ。問題とすべきは安倍・長期政権下で腐敗と亡国政治が極度に進行していることではないか。
 「山高きをして尊しとせず」という。政権が幾ら長くても、それで政権が正当化されるわけではない。どんな仕事をしたかによって、政権は評されるべきだ。安倍自公政権は長いだけで日本をせっせとグローバル化して米国の1%への捧げものにした。そして「戦争法」や「共謀罪」などの制定により、日本を戦前へ大きく回帰させた。その罪はまさしく歴史的だ。

 安倍氏の「桜を見る会」が問題視されれば、鳩山氏の「桜を見る会」はどうかと、下種なコメンテータ張りの取材しか出来ない記者たちの巣食うマスメディアか下種そのものだ。
 なぜ公と私との峻別さえできない安倍氏とその仲間たちに鋭いペンの剣を向けないのだろうか。腐り切った安倍自公政権を倒すには、材料は何でも良い。一日も早く退陣させることが国益にかなう。

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