トゥンベリさん、あなたの演説の根拠は誰が教えてくれたものなのか。

米ニューヨークの国連本部で23日開かれた「気候行動サミット」の冒頭、スウェーデンのグレタ・トゥンベリさん(16)は若者を代表し、世界の指導者らが地球温暖化対策に本腰を入れないことに怒りの声を上げた。
「私は本当ならここにいるべきではない。大西洋の向こうに戻って学校に行くべきだが、あなた方は私たち若者に期待してやって来る。よくもそんなことが」「あなた方は空っぽの言葉を発して私の夢を、私の子供時代を奪った」。トゥンベリさんは声を震わせて訴えた。
トゥンベリさんは1年前、スウェーデンの議会前で毎週、温暖化問題に関して抗議する活動を始めた。これに触発され、20日には世界各地で計数百万人の若者が、気候行動サミットに出席する各国政府に緊急行動を求める街頭デモを実施した。
フランスのマクロン大統領はサミットで、若者らの発言に「非常に心を打たれた」とし、「政治決定を下す者の中で、世代間の公平を求めるこの声に耳を貸さずに居続けられる者はいないだろう」と述べた。
グテレス国連事務総長は事前に各国政府に対し、中身のない演説だけでなく具体的な行動計画を携えてサミットに出席するようくぎを刺していた。
グテレス氏は「自然は怒っている」と指摘。「最も大きな代償をもたらすのは、死にゆく化石燃料業界を助成し、次々と石炭火力発電所を建て、明白な事実、つまり世界が気候の深い穴に落ちたこと、そこから抜け出すにはまず(化石燃料を)掘るのを止めなければならないという事実を否定することだ」と訴えた。
ただ、サミットで各国政府から新たな計画はほとんど提案されず、代わりに企業や年金基金、保険会社、銀行から温暖化対策を約束する言葉が相次いだ。
フランスの食品会社ダノン(DANO.PA)のエマヌエル・ファベール最高経営責任者(CEO)は「われわれは生命のサイクルを壊してしまった」と述べ、大手食品会社19社による持続可能な農業への移行計画を発表した。
気候変動の議論に懐疑的なトランプ米大統領は、ペンス副大統領やポンペオ国務長官らと短時間だけ会場に姿を現したが、演説は行わなかった。
ドイツのメルケル首相は、発展途上国の気候変動対策を支援する国連基金へのドイツの拠出額を20億ユーロから40億ユーロに増やすと発表した>(以上「ロイター」より引用)


 米ニューヨークの国連本部で23日開かれた「気候行動サミット」の冒頭、スウェーデンのグレタ・トゥンベリさん(16)は若者を代表し、世界の指導者らが地球温暖化対策に本腰を入れないことに怒りの声を上げた、という。それに対して日本の小泉環境相は「感銘を受けた」と上っ面の感想を述べたようだが。
 トゥンベリさんは一年間スウェーデンの議会前で毎週、温暖化問題に関して抗議する活動を始めているという。しかしトゥンベリさんが「地球温暖化」が進行していると確信している根拠は何だろうか。

 地球温暖化を主張する活動家に対して、不都合な事実を告知するとしたら、1970年前後から地球の平均気温はむしろ低下しているという事実だ。トゥンベリさんが怒りに声を震わすほど、地球環境は破壊されていない。
 そして全人類の生存を考えるなら、むしろ温暖化の方が望ましい。穀物生産量は寒冷化よりも温暖化の方が増産されるからだ。日本でも爾来「飢饉」とは寒冷化による不作が原因だった。温暖化による「飢饉」などは起きた例がない。

 そして温暖化したなら、スウェーデンに暮らすトゥンベリさんよりも、中央アジアや南北米の中央部など、海から離れた地域ほど深刻な影響を受ける。それは水の比熱が高いことに由来している。スウェーデンは半島国家で海に近いため、温暖化したとしてもそれほど深刻な影響は受けけない。
 「私は本当ならここにいるべきではない。大西洋の向こうに戻って学校に行くべきだが、あなた方は私たち若者に期待してやって来る。よくもそんなことが」「あなた方は空っぽの言葉を発して私の夢を、私の子供時代を奪った」。トゥンベリさんは声を震わせて訴えた、というが彼女が声を震わせて訴えるべきは「核廃絶」だ。

 核廃絶に比べれば地球温暖化など微々たる問題だ。地球は何度もあった間氷期で氷河のない時代を経験している。それでも動植物は絶滅しないで地球上に命を紡いでいる。
 しかし核戦争が起きると、地球は壊滅する。比喩ではなく、徹底的に破壊され、放射能汚染と被爆で地球上の殆どの生物は死滅する。トゥンベリさんが声を震わせて訴えた「私たちの未来を奪うな」という怒りさえも届かない死の世界が地上を覆い尽くす。

 核廃絶に消極的な戦勝国クラブの面々こそ、トゥンベリさんは叱り飛ばすべきだ。誰に唆されているのか知らないが、出来れば高校で学ぶべき学問を終了して、大学に進学して自然科学を修めるべきだ。自ら地球環境を子細にデータとして学び、その上でCO2と気候変動の学説を立てるべきだ。誰かがいかなるデータをどうやって分析し、CO2と温暖化の因果関係を導き出したのか知らないが、その胡散臭い因果関係を自らが実証してから、国際会議で声を震わせるべきだ。

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