ウォーレン、この知性を感じさせるマイノリティーの女性大統領候補。

米CNNテレビは21日、来年の大統領選の民主党候補について、中西部アイオワ州の世論調査の結果、左派で女性のウォーレン上院議員がバイデン前副大統領を抜いて初めて支持率トップになったと報じた。
 アイオワは来年2月に党候補選びの初戦の党員集会がある重要州。結果は全米に影響を与え、党指名争いの流れを左右するため注目されている。
 ウォーレン氏の支持率は前回6月の調査から7ポイント増の22%、バイデン氏は3ポイント減の20%で、他の候補を引き離している。CNNはウォーレン氏躍進の理由として、同じ左派のサンダース上院議員の支持を一部取り込んだと分析している。
 3位はサンダース氏で5ポイント減の11%、4位は中西部インディアナ州サウスベンドのブティジェッジ市長で6ポイント減の9%。調査は14~18日、同州の約600人を対象に実施した>(以上「産経新聞」より引用)


 来年の大統領選の民主党候補について、中西部アイオワ州の世論調査の結果、左派で女性のウォーレン上院議員がバイデン前副大統領を抜いて初めて支持率トップになった、という。ウォーレン上院議員といえば先住民の血を引くと発言して以来、トランプ氏から、「ポンホンタス」との攻撃を受けていた。
 「ポンホンタス」とは米国先住民の一族の酋長の娘で、ジョン・スミスが捕らえられてポウハタン酋長によって百叩きの刑に処せられ、殴り殺されるところをポンホンタスの助命嘆願により一命を助けられた、という「美談」が残っている。そのことからトランプ氏はウォーレン氏を自ら先住民の血を引く者と宣伝することにより少数民族の支持を獲得しようとしている、と批判している。

 ウォーレン氏の支持率は前回6月の調査から7ポイント増の22%、バイデン氏は3ポイント減の20%で、他の候補を引き離している、という現象は一時的な者とは思えない。なぜならバイデン氏はウクライナ疑惑が取り上げられ、今後とも調査などをトランプ氏が事あるごとに主張するのは避けられない。
 それに対して、民主党には前大統領のオバマ氏に見られる通り、少数民族(マイノリティー)に寛容な所がある。しかもウォーレン氏はかつてテキサス大学、ペンシルベニア、ハーバード・ロースクールなどの法学部で教鞭を執っていた。法律を専門とする著名な学者であり、商法でも造詣が深い。

 米国民の多くは野卑で下劣な大統領にウンザリしている。トランプ氏によって米国の安全は高まったのかというと「ノー」だ。
 米国民の多くは世界の警察官という役どころを御免こうむりたいと思っている。他国の戦争に米国の青年を送り込むのに反対り国民が増えている。サウジアラビアの石油施設への攻撃によりトランプ氏は中東増派を決定せざるを得なかったのも痛い。

 結局、「米国第一主義」の旗印も降ろさざるを得ないようだ。そうするとトランプ氏の最大の公約が不履行になってしまう。来年の大統領再選プログラムに大きな陰を差すことになる。
 そして民主党の大統領候補がウォーレン氏になったとしたら、バイデン氏以上の手強い相手になるだろう。何よりもウォーレン氏は野卑でないし、口汚く相手を罵ったりしない。知性を感じさせる大統領候補に米国民は安堵するのではないだろうか。

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