残念な結果になった参議院選挙。

<安倍晋三首相は21日夜、テレビ各局の番組に出演し、自民党総裁任期中の衆院解散・総選挙について「選択肢から外しているわけではない」と述べ、自ら踏み切る可能性に含みを残した。一方、党総裁4選に関しては「全く考えていない」と否定した。
 首相の党総裁任期は2021年9月まで。この間の衆院選について、首相は「衆院議員は常に緊張感を持たなければいけない」と強調した。
 自民党の党則は総裁連続4選を禁じており、首相は「(総裁任期は)ルールで決まっている」と指摘。北朝鮮による日本人拉致問題の解決やロシアとの平和条約締結交渉、デフレからの脱却を例に挙げ、「残りの任期でしっかりやるべきことをやっていきたい」と述べた。
 「ポスト安倍」候補については「次の方も準備を整えている。たくさん私の後に続く人はいる」と語った。
 今後の政治日程に関しては、参院選後の臨時国会を「できるだけ早い段階で召集したい」と表明。政府・与党は8月1日に召集し、会期5日間とする日程を検討している。
 内閣改造・党役員人事について、首相は9月中旬を軸に調整する見通しだ。12年の第2次安倍政権発足以降、一貫して首相を支える麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官の処遇が焦点となる。政府・与党内には、続投するとの見方が出ている。3年近く党務を担う二階俊博幹事長を続投させるかも注目される。
 一方、10月の消費税率10%への引き上げに関し、首相は「私は必要だと考えている」と述べ、予定通り実施する意向を示した>(以上「時事通信」より引用)


 残念な結果だ。参議院選挙で亡国自公政権が勝利した。デフレ貧困化政治でしかないアホノミクスを六年間も続けて来た政権が国民から支持されるとは驚く。
 それだけではない。防衛に関しても米国のポチとして、日本国民の命を危険にさらす政策を、米国に忠実に果たしてきた。ただ秋田県民だけはかろうじてイージス・アショアが欺瞞に満ちた「防衛施設」だとして、安倍自公政権にダメを突き付けた。

 国民が正しく判断できない理由は何だろうか。消費増税を阻止できない国民とは何だろうか。消費税はあくまでも富裕層減税と法人税減税の「補完」に過ぎない。そうした税の仕組みすら理解できない国民とは何だろうか。
 凄まじいマスメディアによる「日本は借金大国」という刷り込みが完成していたとしても、考える頭脳さえあれば消費税は「所得」のパイが同じなら、強引に消費力を税として割り引く悪政だと解るはずだ。なぜ教育水準の高い日本国民がいとも簡単に騙されるのだろうか。「国が借金だらけなら、消費増税も仕方ないわよね」と言う街頭インタビューに答える能天気な「主婦」には悪寒すら覚える。

 彼女たちなら「シーレーンを守るためなら防衛連合に日本も参加するのも仕方ないわよね」と言いかねない。米国の軍産共同体がイランという敵を作って商売しようと目論んでいる図式がなぜ解らないのだろうか。それに乗って、ホイホイ自衛隊を出して米国の軍産共同体に協力してポンコツ兵器を爆買いしたアリバイを証明したいだけだということを安倍氏は巧みに隠し、マスメディアはホルムズ海峡の危機を煽るのだろう。北朝鮮のミサイルで使ったのと全く同じ手だが、柳の下に泥鰌は何匹でもいそうだ。
 安倍氏が果たした日本外交の破壊にも日本国民は寛大、というよりも無頓着のようだ。いや、関心がないというべきなのだろうか。これほどまで日本国民が劣化した理由は何だろうか。人間は考える葦だ、といった泉下のモンテスキューはこの現状をどのように見られるだろうか。考えない葦は人ではない。

 マスメディアの「情報統制」が完成したとしか評価しようのない参議院選挙だった。これで消費増税は確実となり、日本経済はデフレ化し経済成長は望むべくもない。それも米国の意志なら仕方ない、と米国ポチの日本国民は納得するのだろうか。
 いや私はヘコタレない。今後とも安倍自公亡国政権を批判し続け、日本を日本国民の手に取り戻す。それが私の使命だ。

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