玉木氏よ、「ゴミ」に「ゴミ」と言ってはならない。

国民民主党玉木雄一郎代表が自らのツイッターで、小沢一郎衆院議員の処遇をめぐる一部報道に対し「マスゴミ」と批判し、閲覧者からの指摘を受けて投稿を削除していたことがわかった。
 投稿は、自由党から国民民主党に合流した小沢一郎氏の処遇が決まったことを伝える記事に対するもの。玉木氏は23日夜、ツイッターに「『ようやく』決まったわけでも、『懸案』でもない」「いい加減な臆測記事を書くな。だからマスゴミなんて呼ばれるんだよ」などと投稿した。
 玉木氏は24日、記者団に投稿を削除した理由を問われ、「もう削除したのでコメントしない」と述べた>(以上「朝日新聞」より引用)


 今更、日本のマスメディアが「ゴミ」だと批判されても反論の余地はないだろう。しかし玉木氏が「マスゴミ」とツイッターで呟けばマスメディアが批判する。
 人は事実を指摘されると腹を立てるという。「バカ」に向かって「バカ」と言えば確実に怒るが、東大生に向かって「バカ」と言っても笑うだけだそうだ。

 日本のマスメディアは「ゴミ」だ。小沢一郎氏に対する「国策捜査」に乗って「政治とカネ」キャンペーンを張って小沢氏を民主党政権から排除させたのは日本の新聞・テレビなどのマスメディアだ。その当時、マトモなマスメディアが存在しただろうか。
 私はこのブログで検察とマスメディアによるプロパガンダ・キャンペーンだと「政治とカネ」報道を煽るマスメディアを批判した。不動産購入の決済時期と登記時期とのズレを政治資金規正法による収支報告書の「期ズレ」を小沢氏が狙ったものだ、と意味不明の嫌疑をかけた。たとえ「期ズレ」がそのように意図の下で行われたとしても、報告書の期が異なるだけで、事実記載に変わりない。そして不動産取引のうち、とりわけ農地に関しては「期ズレ」が起きるのは普通にありうる、ということも指摘した。

 結果として「政治とカネ」は無実だった。しかし小沢氏を民主党政権から排除する、という検察やマスメディアの意図は完全に成功した。そして小沢氏不在の民主党政権はたった三年で瓦解した。
 しかし玉木氏も「消費減税5%」を政策として掲げられない「民主党カナ縛り」を打開すべく、民主党政権が第二自民党へ舵を切った諸悪政を反省し、取り消すべきだ。その筆頭が貧困層に厳しい「消費増税10%」に対する反省と撤回だ。そして日本の食糧安全保障を脅かすTPPからの離脱を打ち出すべきだ。そのためにもグローバル化路線をとる安倍自公政権と対峙すべく「国民の生活が第一」の政治理念を改めて打ち立てるべきだ。困難なことではない、2009民主党マニフェストへ回帰すれば良いだけだ。

 玉木氏よ、マスメディアに今更「マスゴミ」と批判するのは、マスメディアにより首相になるべき道を奪われた小沢氏の無念さを知らない者のタワゴトだ。小沢氏は当時の民主党代表を退かざるを得なくなったマスメディアの「政治とカネ」キャンペーンという怨嗟の声に断腸根思いだったことだろう。しかし小沢氏の口から「マスゴミ」という言葉が出ただろうか。玉木氏は小沢氏の器の大きさを見習うべきだ。
 「ゴミ」に向かって「ゴミ」と言ってはならない。それは相手を怒らせるだけで、事態打開の一助にもならない。ただただ政権交代を果たすために何をなすべきか、を玉木氏は考えるだけで良い。その最良の師匠・小沢一郎氏が近くにいるではないか。

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