無駄遣いの安倍外交。百害あって一利なし。

安倍首相は22日午後(日本時間同日夜)、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談する。両首脳の会談は第1次安倍内閣時代も含めて25回目。北方領土問題を含む平和条約締結に向けた交渉に具体的な進展があるかどうか注目される。
 会談には河野外相らも同席するが、首相とプーチン氏は通訳のみを交えた1対1の会談のほか、夕食を取りながらも会談する方向だ。会談後に当初予定された共同記者会見は、記者の質問を受けない共同記者発表に変更された。
 ロシア側は北方4島が第2次大戦の結果、合法的にロシア領となったと認めるよう求めているほか、4島に米軍基地が置かれる可能性に懸念を示すなど、歴史認識や安全保障を巡る隔たりが鮮明になっている>(以上「読売新聞」より引用)


 日ロ交渉でロシアはなぜ日本に「ロシア領と認めろ」と要求するのか。それはロシアも「正式」に戦争で占領した「領土」でないことを承知しているからではないか。
 ポツダム宣言後に、武装解除した日本へ「攻め込んだ」(進駐ではなく)のが、いかに国際法上「蛮行」と誹りを受けるものか、知っているからに他ならない。ロシア国民には「戦争で勝ち取った領土だ」と北方領土を説明しているが、本当は戦争が終わった後でコソコソと略奪したに過ぎない、という事実をロシア国民に隠蔽し続けたいだけだろう。

 誇り高いソ連軍が実は「火事場泥棒」を働いていたと知れては困る。国家としての権威も誇りもすべて泥まみれになるからだ。
 なぜ日本政府は突如として「二島先行返還」といった、四島返還から大きく後退した不利益な領土交渉を性急に纏めたいのだろうか。なにか安倍氏に人に言えない秘かな思惑があるのだろうか。

 安倍氏が政治に私情を絡めるのは前例がいくつもあって、国民は周知の事実だ。だから、このブログで世界漫遊の政府専用機に同乗する経済人リストをマスメディアは公開せよ、と何度も書いた。
 日ロ首脳会談の共同記者会見で、記者からの質問は受けない、というのは記者会見ではなく記者発表だ。それを唯々諾々と呑んで、質問しない記者会見に出席するバカな記者たちの氏名を公開して頂きたい。記者魂があるなら、質問を受け付けない会見など記者が出席するのにいかなる意味があるのか。「枯れ木も山の賑わい」というが、記者の雁首は「枯れ木」並みの扱いかと、啖呵を切って出席を拒否してはどうか。

 日ロ首脳会談にどれほどの意味があるのだろうか。安倍氏はプーチン氏と30回近く会談して、両国関係で一体何がどれだけ進んだのか、政府・官邸は詳らかにすべきだ。なぜなら首脳会談に出かける一回分の「経費」だけでも相当なものだからだ。
 国民の税を浪費しているという自覚が安倍氏とその側近にないのだろう。会談後プーチン氏との理解が深まった、と安倍氏は述べたようだが、いかなる理解がどのように深まったのかを伝えない報道は一体何だろうか。記者たちの能天気ぶりにも呆れ果てて言葉を失う。

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