枝野氏の「公私混同」に呆れ返る。

立憲民主党の枝野幸男代表は4日、伊勢神宮(三重県伊勢市)に党幹部らとそろって参拝し、その様子を同党の公式ツイッターで発信した。すると参拝に反対する立場の左派の支持者から「保守層へのアピールですか?」「自民党と同じことをするなら、支持しない」などと総スカンを食い、大炎上してしまった>(以上「ZAK ZAK」より)


 日本憲法には「思想信条の自由」が定められている。枝野氏が何処を参拝しようと自由だ。
 だが、政教分離の原則もまた憲法に定めてある。政治が特定の宗教の影響下にあって偏ってはならない、とするもので枝野氏が立民党の公式ツイッターで「伊勢参拝」を発信するのは如何なものだろうか。

 枝野氏が個人として神社に参拝しようが、教会で祈りを捧げようが、お寺の本堂で座禅を組もうが全く問題ない。しかし「党」としてそれを行うのは問題だ。なぜならそれは「個人」ではなく「党」としての政治活動になるからだ。
 そうした個人と「政治家」たる立場との区別すら解らない人物が国会議員になっていることは大問題だ。自営業を行っている国民は「家庭的支出」と「事業的支出」とを明確に仕分けするように税務署から命じられている。一台の自動車で事業にも家庭の用事にも使っている場合は「公正妥当」な使用割合に応じてガソリン代も車検費用もすべて「分割」して費用計上している。国民がそのように厳しく「個人」と「事業」の立場を使い分けているにも拘らず、国会議員が「私的」立場と、「政治家」の立場との認識すら出来ないようでどうするのか。

 そうした政治家としての規範を律すべき倫理観の欠落は政治家として致命的だ。しかし現代日本では「規範」意識がゴッソリと欠落している政治家が総理大臣になっている。大嘘を吐いても「嘘を言っていない」と強弁すればマスメディアも「おっしゃる通り」とひれ伏すから始末に悪い。
 その大嘘つき総理大臣が「日露平和交渉を解決する」と豪語している。決して「四島返還を実現する」とは言わなくなった。それに対して四島返還」を叫んでいた自民党国会議員連盟の諸君は沈黙したままだ。ここにも平伏するだけの「ヒラメ」議員が跋扈している。

 日本は国会議員もマスメディアも「ヒラメ」ばかりになって、海底の砂場に潜り込んで目だけキョロキョロさせている。たまに骨のある政治家が出て来たかと思ったら「俺様政党」だと「野党ごっこ」にうつつを抜かす始末だ。
 政治家は国家と国民のために奉仕すべき、という根本命題をすっかり忘れ去った姿に愕然とする。こうした馬鹿な連中を選択し続ける日本国民にもガッカリする。

 選挙は歌舞伎の襲名興行でもなければ人気投票でもない。国民の権利を「付託」する厳粛な行為だ。「国民の生活が第一」の政治を、なぜ日本国民は素直に希求しないのだろうか。
 それとも「米国様」の御機嫌を損ねない政治を日本国民は求めているのだろうか。食糧安保も水の安価で安全な供給も、「大量移民」により日本人のアイデンティティを破壊して、日本そのものの国柄を喪失させようとする陰謀を許容するのだろうか。安倍自公政権の「亡国政治」を許しているのも、すべて日本国民だ。そのことを忘れてはならない。

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