ロシア野党が「北方領土返還禁止」法案を議会に提出する。「安倍-プーチン」会談は無意味になった。

今月下旬に予定されている日ロ首脳会談を前に、ロシアの野党議員が北方領土の日本への引き渡しを禁じる内容の法律案を議会に提出しました。

 ロシアの野党・自由民主党の下院議員は10日、「ロシア連邦に対する日本の領土要求についての法律案」を提出しました。法案では、北方領土について「割譲に関する項目が入っている法律は承認、発表、採択と執行の対象になってはならない」と記されています。法案が審議入りできるかも不透明で、成立にはプーチン大統領の署名も必要ですが、北方領土引き渡しに反対するデモがロシア全土で計画されるなか、世論へアピールする狙いもあるとみられます>(以上「テレ朝news」より引用)


 歓迎すべきニュースだ。ロシア野党が「北方領土返還禁止」法案を議会に提出するという。ロシア全土で「北方領土返還反対」運動が起きているようで、不人気に喘ぐプーチン氏の支持率を直撃しそうだ。
 ロシア議会が「北方四島返還禁止」法を成立させれば、「安倍-プーチン」会談は無意味になる。当然、平和条約締結も頓挫し安倍外交の対ロ政策は完全失敗の水泡に帰す。彼がプーチン氏に約束した北方領土開発援助と技術協力、果ては資源開発協力までの計画が泡と消える。安倍氏に積極的対ロ政策を展開させていた「経済界」の利害集団の「獲らぬタヌキ」の算盤勘定も泡と消える。異常に性急だった安倍氏の対ロ外交熱が鎮静化して、少しは冷静さを取り戻すだろう。

 対ロ政策は西側諸国の一員として、国際法を遵守する先進国の一員として、軍事力で「他国」に侵攻したり、軍事力を背景に「他国」の領土を併合して簒奪するロシアの蛮行に対して粛々と経済制裁を課せば良い。「安倍-プーチン」の仲が良いとか、「シンゾー、ウラジミール」と呼び合う仲なのなら、政権の座から降りてから付き合えば良い。
 日本の首相である間は日本の国益のために死力を尽くすべきだ。主権がロシアにある北方四島を開発して、日本の国益になると思っているのがどうかしている。それは安倍友の経済界利権集団の利益になるだけだ。政府専用機に便乗して世界を漫遊している百人を超える経済人のリストをなぜ日本のマスメディアは公表しないのだろうか不思議でならない。

 安倍政権は国民の利益のための政治は全くしていないといっても過言ではない。安倍自公政権は安倍友のための政治に専念している。そしてせっせと日本を丸ごと「売国」している。
 その成果がロシア野党の「北方領土返還禁止」法案だ。つまり安倍政治は日本の国益のために何もして来なかったという証拠だ。ロシア国民はまだ「困り」足らないようだ。トコトン困って北方領土を売ってでも日本の協力を取り付けよう、とロシア国民が考えるようになるまで、ロシア制裁に日本は加わるべきだ。当然ながら北方領土の漁民が北海道の港に売りに来るのを全面禁止することだ。タラバ蟹を食べなくても日本国民は飢えはしない。それくらいの艱難辛苦に耐えなければならない。

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