心愛さんに関して、児相と同様に学校の責任も重い。

千葉県野田市の小学4年栗原心愛みあさん(10)が自宅で死亡し、父親の栗原勇一郎容疑者(41)が傷害容疑で逮捕された事件で、心愛さんが「父からのいじめ」があると回答した学校のアンケートのコピーを、市教育委員会が栗原容疑者に渡していたことが30日、分かった。
 虐待について調べていた児童相談所には相談していなかった。専門家は「リスクが高まる行為」と問題視している。
 市などによると、心愛さんは2017年8月、母親の実家がある沖縄県糸満市から一家で野田市へ転居し、最寄りの市立小学校に転入した。同校は同年11月、いじめに関するアンケートを行い、心愛さんは自由記述欄に「父親からのいじめ」があると手書きで回答した>(以上「読売新聞」より引用)


 かつて小中学校は一教室に児童生徒は50人以上も詰め込まれ、教師は一人で対応していた。現在は一教室30人学級で、教師も担任と副担任の二人で対応している。しかも50人以上を担任していた当時は事務機器は算盤以外に何もなく、平均点の算出や順位などにエクセルを使うことなど望外だった。
 現在の恵まれた教師たちの「教育環境」にあって、児童・生徒たちにとって恵まれた「教育環境」に改善されているのだろうか。上記記事を見る限りでは、そうとは思えない。子供が「父親からいじめを受けている」と回答したアンケートを父親に見せるとは何事だろうか。

 そうした物事の「良し悪し」すら判断できない適格性を欠く教師が採用されているのはなぜだろうか。ヤクザを取り締まる警察がヤクザからミカジメ料を取り立てられていると相談した店主の名をヤクザに教えるのと全く同じことではないか。果たして、心愛さんは父親によって殺害された。
 なぜ教師たちは児相と連絡を取らなかったのだろうか。児相もかつて保護していた心愛さんのその後を追跡調査して、近所に聞き取りをなぜしなかったのだろうか。それとも、そうした仕事は彼らの手に余る「業務外」なのだろうか。

 公務員は各々の仕事に本気で取り組んでいないのではないかと疑いを持つ。サラリーマン公務員と化して、有利な就職が出来てラッキーと思っている罰当たりな公務員が蔓延しているのではないだろうか。
 もちろん公務員も仕事の一つだ。しかし「公務」を仕事とする職業である。公務とは国民に奉仕することだ。何も特権を手中に収めることではない。そして子供も同じく国民だ。自分たち大人だけで日本の国家が成り立っているのではない。児相も子供がいなければ必要ない。心愛さんの管轄地の児相の所長なる人物の会見を偶々視聴したが、責任感に打ちひしがれた態度は微塵もなく、面倒な騒動に巻き込まれた、という顔をしていた。

 学校が父親に「父親からいじめられている」との心愛さんのアンケートを開示した理由は何だろうか。その開示は担任だけの判断だったのか、学年主任なり校長に諮った上での判断だったのか。
 馬鹿な教師が心愛さんの命を奪ったといえなくもない。無責任な教師を採用した側にも責任の一端はあ。もちろん校長の責任も問われなければならない。子供を守るべき学校が子供の悩みを突き放しては話にならない。

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